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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
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武士の看病

 一週間、体調回復のため会社を休んでいます。

 当然家事だのなんだの家の諸々のことは殆どできず、ただ丸太のように転がるだけなのですが。


「大家殿、そうめんができたぞー」


 武士が甲斐甲斐しく世話をしてくれるのでぶっちゃけ助かっています。すげぇな。こんなに心強かったんだ。


 IHって。


「そこは某に感謝する所であろう!!」


 や、もちろん武士にもめちゃくちゃ感謝してるよ。でもお前ガスコンロ怖がってたじゃん。なんか火が出るからって。


「つまみを回すだけで火が出る理屈がわからん」


 あれはガスって言ってだね……まあいいや。

 だから武士のために、ちょっと前にIHを買ったんですよ。電気であったまるやつ。

 そうしたらこれが大変武士と相性が良かったらしく、今では簡単な料理ならIHを使ってサクサク作ってくれるようになりました。ありがたいですね。火事の心配も少ないし。


「ネギも刻んだぞー」


 なお、かつて包丁も微妙におっかなびっくり扱っていた武士ですが、キッチンバサミという文明の利器を手に入れてからはもう無敵です。チョキチョキとちょっとしたお野菜を切っては、料理に彩りを添えてくれます。


「味噌汁も作ったのだ」


 ちなみにこの味噌汁はレトルトです。電気ケトルも買ったので、親指一本でお湯が沸いてしまいます。最強ですね。

 これでしっかり夕飯ができあがりました。あとは食べるだけです。


「ぬうう、つゆが辛い!」


 めんつゆの濃度だけは、未だ発展途上のようです。水足せばいいだけだから全然いいけど。

 武士に感謝。現代技術に感謝。私は今日も心置きなく丸太になるわけです。

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