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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
314/683

疲労困憊

 疲労困憊している。

 ちょっと、色々あって、まあ通院することになって。そこは全然大丈夫なのだけど、やっぱ今までと環境変わると人間疲れちゃうよね。


「そういう時は正次が良い」


 はい来た武士です。で、まさつぐ? 誰?


「違う、まさじ」


 尚更誰だよ。えー……まさじ……ま、さ、じ……まさーじ……。

 あ、マッサージ? 今回の覚え間違いは手が込んでるね。二度とすんなそのパターン。


「肩とか背中とか揉むと良いらしい」


 あー……。でもアレなんだよね。私体触られるの嫌いなんだよね。


「わかるぞ。某もであるから」


 うん。じゃあこの話はここで終わりだな。


「いやいや、肩を揉むぐらいならいけるのではないか?」


 肩だけでもやだよ。あと一応聞くけど、お前私の肩こりをどのぐらいの硬さで想像してるわけ?


「石」


 絶対やめろ。石に挑む心構えでやってくる奴に私の肩を任せられるか。


「ならば背中なら?」


 背中も任せられるか。いやなんか戦場で互いの命を預け合うバディの発言みたいになったな。

 そっちだとしてもお断りだわ。

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