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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
312/589

はぴば

 やあ、大家だよ。また今年もめでたく年齢を重ねたわけだよ。


「めりくりである、大家殿!」


 おお、ありがとう武士。でもそれだと別の人の誕生日を祝っちゃってるな。ハッピーバースデー。言ってごらん。


法被はっぴ


 わざとだろ。

 とにかく誕生日だぜウェーイ! そして我が家では、この日についでに武士の誕生日も祝うことにしている。エコだよ、エコ。


「ぱんてぃをするぞ!」


 百均ショップで買ってきた「本日の主役」タスキをつけながら、意気揚々と変態発言をする武士である。多少の言い間違いなら多めに見るが、流石にこれはいただけないな。一応言っておきますがパーティーのことです。

 まあいいか! さぁーて、今年の武士へのプレゼントはー?


「んぬおー、こんな朝っぱらから気が早いではないかー(照)。 さては大家殿も飛ばしておるなー?」


 んふふふふ。じゃん!


「おおおお! でかき紙ぐるみ!」


 バカめ、それは包装紙だ! 破って中をご覧ください!


「ぬうううううっ! ぴかねずみ! でかきぴかねずみではないかー!」


 私から武士へのプレゼントは、ちょっとでっかいピカチュウのぬいぐるみです。実際のサイズぐらいありそう。


「某、毎夜こやつを抱いて寝る」


 抱くタイミングは任せるよ。


「では、引き続きぱんてぃの準備をするとしよう!」


 そんで武士は、パーティーの準備をすることで、 私への誕生日プレゼントとしてくれています。断じて下着の準備じゃないです。ご賢明な皆様におかれましては勘違いなさらぬよう。

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