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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
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 寒いです。

 なるほど、まだまだ気温のほうにも下がる余地があったと。油断してた私が悪かったよ。認めます。


 そんで、しまってたヒートなテックを出してくるのを武士に見られてすごい顔をされました。なんだよ、クールビズだって移行期間あるじゃん。何もおかしくないって。


「まるで噴射式高速車であることだな」


 ……?

 あ、ジェットコースターか。クソッ、わかるまで時間かかってしまった。


「某、常々あれには一度乗ってみたいと思っておった」


 ああ、そう……。まあ乗ってみればいいんじゃない? 私は下で見てるから。


「大家殿は乗らんのか? 臆しておるのか?」


 なんでちょっと煽ったの? いや、そうだよ。私ジェットコースター苦手だから。


「なにゆえー? 共に並んで両手を上にし、腹の底から叫ぼうではないかー」


 嫌だよ、ただでさえ激しい気温の上下になけなしの自律神経が悲鳴上げてんのに。


「大家殿にかようなでりけーとな部分は無い」


 誰にでもあるよ。そういうもんなんだよ、自律神経は。


「ぬ、そろそろ出社の時間だな」


 あーーーーーー!!!!

 社畜が生きると書いて畜生! 行ってきます!!


「うむ、励むがよい。今日はどーなつを買ってきておくぞ」


 あーーーー!!!! 頑張る!!!!

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― 新着の感想 ―
[一言] >社畜が生きると書いて畜生! パワーフレーズ!!!! 大家さんと長埜さんの身体が心配です。 寒暖差激しいですね。 ご自愛くださいませ~!(-人-)
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