表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
271/679

ホラーものの洋ドラ

 ホラーもので色仕掛けに屈するモブ男、大抵死ぬなぁ。

 まぁホラーものじゃなくても死ぬけどな。


「ぬおおおっ! また大家殿がげに恐ろしきてれびを見ておる!」


 かねてより見たいと思ってた洋ドラホラーを流していると、ランニングしてた武士が帰ってきた。おかえり。


「あー! もう見てしもうた! 目に焼き付いてしもうた! 血がどばりと飛び散った絵はもう消せぬ! 大家殿には賠償をむっきゅーする!」


 「請求」だろうか。

 惜しい。頑張ったんだろうけどな。頑張ったんだろうけど、むっきゅーじゃダメだわ。


「故に某、ぽてとちぷを求める所なり」


 ポテチね、はいはい。

 コンソメと塩どっちにする?


「ぬ、塩」


 オッケー。じゃあ取りにおいで。


「ならぬ! 部屋には! 霊が!」


 おらんよ……ドラマ見てるだけだよ。

 ああもう分かった分かった、そこまで言うなら音量下げとくから。


「怨霊!!!??」


 お前なんでそんなに怖がりなのに夜のランニングは行けるの?


「明日から行けぬわ!!」


 ごめんて。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ