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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
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仕事納め

 いえーい、みんな、仕事納めてるー?

 私ー? 私はねー?





 仕事先だよー。





 サーバがね、トラブったよー。お前は納めるなって感じだよねー。頼む無事に稼働しててって感じだよねー。


「こんなご時世ですが、年始年末はかきいれ時なのでこの子 (サーバ)には動いていてもらわないと困るんです……!」


 だそうなので、上司に電話しながら真心を込めて対応しています。


 あれよ。私がいるのって、システム系の会社なんだけどね。上司がお客様から電話受けた時、「わかりました、リモートで対応させていただきます」っつったんだよ。

 お、流石上司だな、と。パソコンから遠隔で対応すんだな、と。普通そう思うじゃん。


 いやー、まさかスマホ握らされた私が出向くことになるとは思わなかったな。リモート端末、私。





 そんで、家に帰ってきたら当然部屋が真っ暗でした(AM1時)。

 だからまあ、武士を起こさないよう電気つけずに風呂に入ってたら。


「何奴ーーーーーーーーッ!!!!」


 寝ぼけた武士に、ガラリと風呂の戸を開けられました。わぁ、こうやって書くとラブコメの一幕っぽいね。

 入ってたの残業で憔悴した貧相なサラリーマンだけど。開けたのパンダパジャマのちょんまげだけど。


 地獄かよ。


 何はともあれ、もうすぐ今年が終わります。全国の皆さん、お疲れ様です。

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