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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
148/677

お好み焼き

 ニラをさぁ、ザクザク切ってお好み焼きに入れんだよ。


「ふむ」


 するとどうなるか、わかるか?


「分からん」


 答えは、栄養価が高くなる。


 つまり、だ。


 お酒を飲んでも、全部チャラになる。


「大家殿の申しておる事が何一つ分からん」


 おや、バベルの塔でも崩れたかね。

 まぁいいや。ほれ、お好み焼き。できたよ。

 マヨソースで食う? マヨポン酢で食う? なんでもいいよ、何なら両方やってもいい。


「かたじけない! 某はマヨポン酢でいただくぞ!」


 美味いよなー。酒にもよく合うんだ、これが。

 あー、ニラをアホほど入れたせいでお好み焼きがすんげぇ分厚くなってる。火ぃ通ってるかな? まあ蓋して焼いてるし大丈夫だろ。


「豚肉がカリカリである」


 だな。

 おい武士、缶チューハイとビールと日本酒と……なんか、その辺どうする?


「此度はびぃるに挑戦してみるぞ!」


 はいよ。

 あれだ、私サッポロが一番好きなんだよな。スカッとしてる感じがいい。

 ……あ、ダメだ。すまん、最後の一缶だわコレ。なぁお前、チューハイにしとけ。


「ぬぅ!」


 怒んなって。特別に期間限定のあげるから。

 ほら、美味しそうだろ? 見てみろ。


「……」


 ほろよいクリームソーダ味。


「……」


 大事に両手で持っていったな……。まあ気に入ったようで良かった。

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