そろそろね
「さて、そろそろこの街をおさらばするか」
皇覇が異世界、そしてこの街に来た時から数ヶ月経っていた
「そうですね。出来ることももうありませんし」
「私もレベルかなり上げたしね!」
冷静に答えるアイスと興奮気味のカレンが答える
「よし。そうと決まればすぐに行こうか」
「で?何処に行くの?」
「異界の森を通って破魔の社を抜け帝都カリアンテに向かうことにしよう!」
「それはいいですね」
アイスは賛成したがカレンがよくわかっていなかった
「それ何処のこと?」
「これ」
地図を見せて詳細を開く
《異界の森》
推奨レベル 200
特徴 野生モンスター基本レベルは230
ボスモンスターは250
現在の最高ランクのダンジョンのひとつ
獣族、龍族などが住んでいるという
攻略したパーティ 0
《破魔の社》
推奨レベル 230
モンスター基本レベルは245
ボスモンスターは250
妖精族や、星獣が住む
攻略したパーティ 0
「へ?」
固まる
現在カレンのレベルは150
それを軽く上回るレベル
しかも攻略したパーティは0
「どしたカレン」
「何を驚いているんです?」
「あなた達馬鹿なのぉ!」
叫ぶカレンに
「何言ってんだよ。俺らはレベル250だから!」
「私が死ぬでしょ!?」
「そうか?」
「そうか? じゃないわよ!」
「カレンさんは基本防御に全ステ振りしてるんですし、それに皇覇さんに鍛えて貰った鎧とかあってレベル250じゃ傷つきませんよ」
さらっととんでも無いことを言うアイス
「そんなに補正されてるの!?」
「当たり前だろ。俺の鎧は超一級品だぞ?」
「へ、へー」
この二人が怖くなってきた
もうこのパーティ出て行こうかな…
「おいおいカレン出て行くとか言うなよ」
「そうですよぉ。まだまだいじり足りませんし」
二人してドSであった
「何で心が読めるのよ!?いじり足りないってなによ!」
もう辛い...
「心が読めたのはスキル《読心》を完全習得したから。いじり足りないのは文字通り」
「これからも可愛がってあげますよ」
とてもいい笑顔で二人はカレンを連行していった
「着いたぁ!空気が美味い!」
皇覇は空気を大きく吸い込みながらいった
その後ろで...
「いやぁ!嫌よぉ!絶対行かないわぁ!」
カレンが泣き喚いていた
「ほら!カレンさん!行きますよ!ちょっ!汚い!鼻水とか拭いて!」
「もうスラムに帰りたいわぁ!!!」
「そんなに帰りたきゃ帰ってもいいぞ?」
「え!?」
街からは数千キロ離れているが今のカレンならば数十分で着くだろう
「本当に!?」
「あぁ。そのかわり俺らはこの先の獣人の獣耳っ娘達や妖精族の可愛い娘達をパーティに加えて俺のハーレムを作ろうと思ってるんだがな。可愛いものをそこまで見たくないなら帰りたまえ」
「え?」
カレンの思考が行きたいという方向に少し動いた
カレンは可愛いもの好きでアイスや街の可愛い娘にちょっかいを出している程だった
「じゃあなカレン元気でな。俺らは可愛い娘達とウハウハしてるぜ!」
「残念ですがまた会える日までお達者で!」
アイスと皇覇は待ちきれないといった様子でカレンに別れを言いすぐさま森に入っていこうとした
「待ってぇ!私も、私も行きたい!連れてってぇ!」
チョロいな
皇覇とアイスは予定通りといった顔をして
「なら早く来いよ!」
「待ってますから!」
と笑顔で手を振って先に森に入っていった
「待ってぇ!」
その後をすぐにカレンが追っていった
獣耳っ娘や妖精さんは可愛いですよね!
後々妖魔族とか夢魔族とかも出したいですね
また皇覇は異世界人で、異世界の知識も持っているのでその技術も出していきたいと思ってます
さて、急に数ヶ月経っていた訳ですが
レベルが上限に達してしまいましたΣ(´д`)
早いですねぇ早くしたんですけどね?(笑)
装備も皇覇が作れる最高ランクの装備を着けてます
もう負けることは無いでしょう(最初から無いけど!)
読んで下さった方ありがとうございます
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