表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チート主人公が異世界きちゃいました  作者: ライヤ
武闘大会は波乱の予感!?
19/80

武闘大会に出場します!

「うぅ…///」

「あー、まぁ、その、な、気にすんな!」

幼児退行していた時の記憶が残っているらしく身悶える白恋に慰めの言葉をかける皇覇

パーティメンバーは勿論。魔物達にも慰められる始末であった

「ああぁぁあぁあ!」

突然叫んだ白恋

「は、白恋?」

心配そうに声をかける

皇覇が近寄ってくるのを手で制し

「大丈夫、です…吹っ切れました…です…」


口調が少しおかしいが本人は吹っ切れたといっているのでふれないで置こう


「魔界での用は済んだのですか?」

アイスが皇覇に聞く

「ん?あぁ、まあな」

皇覇は魔王を見に来ただけではなかった

「こいつはここでしか採れないからな」

そう言って何かを取り出す


手に持っていたのは一つの鉱石だった


「何ですこれ?」

「ああ、こいつは神鉱に相反する、所謂魔鉱と呼ばれる物だ。強度は世界最高で加工しにくいがそのぶん強い物が作り出せる」

そういい終わると魔鉱をしまう


「じゃあ、お兄ちゃんまたね!」

時雨に見送られ魔界を後にする皇覇一行

「おー、また来るわー…多分 (ボソ)」

「聞こえてるよーお兄ちゃん!また来てよ!絶対に!」

魔族になったら耳も良くなるらしい

頭は残念なのにな

「なにか馬鹿にしたでしょ」

おおう、勘も鋭くなるらしいな

「いや、そんなことは考えてないぜ。まぁ、気が向いたらまた来るさ」

そういい残し歩き出す




元の街道に出てきた


「これからどうするの?」

カレンが聞く

「そうだなぁ、目的無くなっちゃったしな」

ハッハッハと笑う皇覇にアイスと狼華、兎喜が微妙な顔をし、白恋はやはり幼児退行していたときのことを引きずって先程から何も話さない

そこへ

「なら、そろそろ闘技場で武闘大会があるんだけど出場しない?」

と、言った

「武闘大会?」

「あ、聞いたことあります」

首をひねる皇覇に対してアイスは情報を持っているようだ


「一年に一度開催される武闘大会には強者が集い、文字道理強さを競います。しかし、戦う前に審査がありそこでは技の優雅さ、というと語弊があるかもしれませんが…まぁ、形が整っているか、という感じですね」


「へぇ」

皇覇の顔つきが変わる


「面白そうじゃねぇか」

先ほどの軽い笑いではなく、ニヤリといった表現になるような笑いをする


その表情は見たら怯まずいるものは少ないだろう

慣れたパーティメンバーは例外であったが…


「さぁ、その闘技場とやらに案内してもらおうか、カレン」

何か企んでいるような、そんな風にも見えたがそんなことは気付かない、気づいても我関せずなパーティだった




「遠い~」

真っ先に音を上げたのはやはりというべきか皇覇だった

「もう少しよ、頑張りなさい」

カレンもアイス達も疲れているようで元気がない


「なぁ、もう転移しない?」

皇覇の提案はメンバーに衝撃を走らせた


「「あんた(皇覇さん)、転移使えるの(んですか)!?」」

食いつくように詰め寄ってくるカレンとアイス


「お、おう。使えるが。それが?」

皇覇にしては珍しく動揺したようだ

「何でそれを早く言わないのよ!」

「歩く必要無かったじゃないですか!」

次々に苦情を言うカレンとアイス

「落ち着け落ち着け。白恋を見習え」

皇覇が白恋を見ると

「フフ…フフフフフ…」

と不気味に微笑んでいた

「すまん。白恋、許せ」

即座に謝った

「いえ。皇覇様は悪くありませんよ…私が境破を使ったのが悪いんです…」

リスクは知っていましたのにね…と笑う


「ま、まぁ、境破とやらは知らんが白恋は俺の…妹?仲間だな!うん!」

皇覇一人で納得して

「そ、それより。転移するのには賛成でいいのか?」

露骨に話を逸らす皇覇に

『勿論同意』

カレンやアイスに加え今まで疲れて黙っていた狼華や兎喜までも口をそろえて言った


「お、おーけー。じゃ」

そう言った瞬間、周りの景色が変わった


みんな、え?と呟く


「着いたぞ」

呆気にとられるアイス達をよそにさらっという


「もう、いいわ。あなたは元から無茶苦茶だから、そういうことにしておくわ。話が進まないし…」

カレンが諦め半分で納得する


そしてカレンの案内で闘技場に着いた

「脆そうだな」

「え?」

闘技場の形は円形で直径10kmといったところだろうか材質は岩のようだ

しかし老朽化が進んでおり所々ヒビが入っている

脆そうというのも、まぁ妥当な判断だろう


「ここ、万が一壊しても弁償とかないよな?」

中に入って真っ先に質問したのはこんなことだった

困惑したように質問に答える受付の男

「え、えぇ。壊せるなら、ですが。修理費はこちらで負担いたします」

「そうか、ならいい」

必要なことは全て聞いたとばかりに

「カレン。必要なことは聞いとけ」

と丸投げした

やれやれといったように受付に質問をしていた


「楽しみだなぁ!おい!」

闘技場の中で大声で叫んだ

ピシッ

ヒビが少し深くなったようだ

そして五月蝿いと怒られたのはまた別の話

アイスとか狼華、兎喜の出番少ないですね


感想、指摘待ってます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ