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チート主人公が異世界きちゃいました  作者: ライヤ
場所は魔界へ
17/80

決闘!白恋対時雨

ブックマーク増えてて作者やる気up

「私と決闘して!お兄ちゃん!」


久しぶりに会った妹に決闘申し込まれた

こんなとき皆ならどうする?

俺ならこうする



「断る」



「え!?何で!?」

驚く時雨に

「何で決闘せにゃならんのだよ愚妹よ。馬鹿だ馬鹿だと思っていたが此処までとはな…」

呆れて頭を抱える皇覇

「ま、待ってよお兄ちゃん!これには!これには訳が!」

焦って言い訳を始める


コホンっ

「えー魔族はですね結婚を申し込むとき決闘を申し込むのです。理由は相手の力量をかはるとともに自分にあった相手であるか見極める意味があるらしいのですよ」


「へー、で?」

説明を聞いても決闘を申し込まれた意味が分からない皇覇


「え!?だから、そのーですね。私はお兄ちゃんに結婚を申し込んだのですが?」


「なるほどー、ん?」

『は………?』


『何でやねん!!!』

全員数秒の間を置いてからツッコんだ


「そういうわけでお兄ちゃん!決闘しよう!」


溜め息をついてから

「俺が勝ったらどうなる?」

「結婚はせずに奴隷になるんだっけ?」

さらっと言う時雨


「すいません。少しよろしいですか皇覇様」

白恋が皇覇を呼ぶ



「どうした?」

「あの人は皇覇様の妹なのですのね?」

「そうだ」

「で、今結婚を申し込まれたと」

「そう」

「そして決闘をして皇覇様が負けたら結婚。勝ったらあの人を奴隷にすると」

「らしいな」


ここで理解が追いついてきたアイス達が

『馬鹿何ですねわかります』

と全員口をそろえて言った


「さぁ、お兄ちゃん!決闘だよ!」

話終えたのが伝わったのか時雨がせかす



「その決闘私を倒してからにして貰いましょうか」

白恋がクロウを構えて時雨に言う


「え?うーん。まぁいいか。肩慣らしにはいいかも!」

と元気に跳ねる時雨

「えーと、白恋ちゃんだっけ?負けたらどうするの?」

「では負けたら村へ帰りましょう…」

「足りないねー!うーん、そうだ!」

何か思いついたようだ


「負けたらねー皇覇お兄ちゃんをそのクロウで斬ってね?」


は?ナニイッテルノコノコバカナノ

皇覇の感想だった


「わかりました」

あ、了承しちゃうんだ


「じゃあ…うちが勝ったら…これから皇覇様に近寄らないでね…?」

口調が丁寧では無くなりかなり本気だということがわかる


「いいよ!負けないし!」

元気に跳ねる時雨

いつまで跳ねてる時雨よ



「では、始め!」

悪魔の兵士が開戦の合図を出した

そんなこんなで決闘スタート


「いっくよー!」

開戦早々突っ込む時雨

「短絡的…」

危なげなくかわしつつクロウで軽く引っ掻く

「フフンまだまだ!」

またも突進してくる

「甘い…」

クロウで流しつつ蹴り上げる

「いったぁ!」

腹に入った

「ふっ!」

クロウを振り下ろすが

「まだだよ!」

魔法で硬化した腕で防ぐ

「《ファントムショック》!」

闇魔法を放つ時雨

白恋の横の影から質量のある影が攻撃してくる

「っ!」

危ないところで感知した白恋は大きく回避する

そこへ…


「くらえー!」

時雨が拳を突き出す

「くっ!」



その時白恋の姿が消えた

「え?」

何が起きたか時雨には分からなかった

ただ分かっていることは突き出した腕が切り刻まれていることだった


スタンッ

白恋は呼吸が荒かった

「ハーッ、ハーッ」

そんな白恋の身体には赤い紋様が刻まれていた


境破(きょうは)というものがある

獣人族の村に数百年に一度生まれるという限界を超える力を持つ獣人が持つこの能力は凄まじい速度と力、集中力が与えられる

しかし、これを使うと…



「いやー私の負けだよ!」

時雨は腕を治しながらこちらへ来る

「当たり前だ。うちの白恋は強いからな!っと、白恋こっち来な~」



「うにゅ?ここはどこぉ?ぱぱーままー?」

一時的に幼児化してしまうのであった



「ほぅ。境破個体ですか」

すぐさま魔界の医者に白恋を連れて行った皇覇達は医者にそう言われた

「境破?」

「えぇ。獣人族に生まれるという最強種の一つですよ」

「へぇー」

「これならばおそらく2日で治るでしょう」


お大事に、といって見送る医者に手を振り魔王城へ帰還


「これからどうすっかな~」

皇覇はぱぱーといって抱きついてくる白恋を撫でながらこれからのことについて考えるのであった

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