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旅立ちの日

 前回のあらすじ(担当はソラ)

 ひさしぶりにシンヤさんの本来の姿をみました。いつもそのままでいいのに。



 神様達と修行を初めて一か月経ったころ。2人から卒業証書をもらいました。賞状には手書きで一般人技能検定1級合格おめでとう、と書かれていました。


「合格したところで旅にでるか。」


「魔王を倒しに行くんですか?」


「うんにゃ。あのクソ神が言うには魔王が持ってる指輪にはめてある宝石で元の世界に戻れるようにしたって言ってたから、倒さなくても交渉すればいい。だからとりあえず魔王に会いに行く。」


「転移魔法は使えないんですか?」


「伊予は転移できない設定になってた。」


「・・・残念」


「まあ、この世界を回ってみたらどうだ?俺の作ったこの世界を」




 次の日。神様が旅をするには金が必要だ!!といいだしたので、神様達とギルドに行くことになりました。


「すみません、この子の登録したいんだけど。」


「はーい。じゃああちらの紙に必要事項を書いてください。書き終えたら、持って来てください。」


 私が紙にいろいろ(年齢とか性別とか)書いている間に神様達が依頼を受けます。


「SSのシンヤとソラだけど。護衛系の依頼無い?3人で受けれる奴。」


「はい。少々お待ちを。・・・・・・ありました。Bランクでエルフの国までの荷物の護衛というのがありますね。」


「じゃあそれ。俺とソラともう一人は今から登録する。」


「わかりました。」


 皆さん私を待っているようです。いそがねば。職業ってどうすればいいんでしょうか。神様に小声で相談します。


『職業ってどうすればいいんですか?』


『勇者でいいだろ』


 職業欄に勇者と書いて提出します。


『ちなみに2人はなんて書いてるんですか?』


『『神』』



 ・・・・・・神様の受けた依頼は私レベルでも簡単な奴だそうです。襲いかかってくるのは盗賊ぐらい。修行で人を殺すことに馴らされたのでたぶんだいじょうぶです。最初は気持ち悪くて吐きそうになりましたが、もう大丈夫です。


「そういえば、エルフって何ですか?」


「ファンタジー小説とか読んだこと無いのか?」


「はい。興味なかったので。」


「じゃあ説明するか。といっても直接見た方が早いんだがな。」


 なんだかんだでうだうだ言いながら神様は説明してくれました。

 1.身体的特徴・・・耳が長い。人間と比べて美系。500年以上生きる。

 2.種族的特徴・・・神様達を信仰している。寿命が長いせいか基本、のんびりが多い。今は人間とは仲がいいが昔は悪かった。いいタイミングで魔物がやってこなければ正直危なかったらしい。



「エルフの国では伊予は危ないかもな。」


「なんでですか?」


「ついこの前・・・といっても300年ほど前だが、エルフと人間は互いに憎み合っててしょっちゅう戦ってたんだよ。だからその頃の事を覚えてるエルフはいまだに人間が大嫌いだからな。エルフの国で暴漢とかに襲われても見て見ぬふり宿賃とか高くて当たり前。ということでエルフの国にいる間は俺かソラといっしょにいること。わかったか?」


「はい。」


「じゃあ依頼の待ち合わせ場所に行こうか。」


 


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