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実はそんなにお呼びではなかった勇者ちゃん

びみょーに適当です。

目が覚めると私は魔法陣の上に立っていた。目の前には銀髪碧眼のきれいな巫女さんがいた。


「ようこそ、勇者様。私はカグラと申します。」


「私は神谷伊予。この世界風にいうならイヨ・カミヤだね。話は神様から聞いてるよ。私になにをしてほしいのかな?」


「はい、魔王を討伐してほしいのです。」


「その、魔王、とは?」


「魔王は魔物の最上位の君臨する個体で人以上の知識と並はずれた、身体能力を持っています。何百年かに一度現れ災厄をまき散らし、そのたびに勇者と呼ばれる人が現れ倒したといわれています。」


「ちょっと待って。いままではこの世界の人が倒してたんでしょ?神様が今まで勇者召喚の儀式が成功したことないって言ってたし。なんで勇者召喚の儀式を行ったの?」


「その前にさっきからおっしゃている神様とは誰のことですか?」


「シンヤ・クロガネって名乗ってたけど・・・。」


「聞いたことないですね・・・。古い文献にあるか調べてみましょう。それより何故勇者召喚の儀式を行ったかですが、簡単にいえば恒例というか慣習みたいなものです。


「つまりそんなわけわかんないことで呼び出されたってわけ?」


「ええ、まあそういうことになりますね。」


 ふざけんなよ!!


「それよりこれからのイヨ様の待遇ですが・・・まあ自由にしてください。」


「なにそのテキトー!!」


「とりあえず王様には会っていただきますが。」





 1時間後。カグラから色々と説明を受け、王様の前、いや御前にいた。


「そなたが勇者か?私はスライデン王国国王、ジョージ・ファン・レステ・ラ・スライデンだ。」


「私はイヨ・カミヤというものです。」


「単刀直入だがそなたに魔王を討伐しておらいたい。魔王率いる魔物の軍勢が最近王国内を荒らしているのだ。」


「別にいいですよ。」


「そうか!!ありがとう!!ならすぐに旅立ってほしい。金貨100枚を持たせよう。」


「ありがとうございます。」


 カグラの話から考えるに銅貨が100円、青銅貨が500円、銀貨が5000円、金貨が1万円。王様、こんな小娘に100万円も持たせて大丈夫?


 その日のうちに城を出た。いや、追い出された?

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