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ヘンリー、裸は恥ずかしい

 三人は一緒になって、デザインの練習をしていた。明日、授業中だけで家のデザインをするという課題があるのだが、上手くパースが欠けないアッシュとセンゴクは、眠れる獅子の日暮に教えてもらうことにしたのだ。本当なら、先ほどの授業にも日暮は出なければいけないのに、寝坊野郎だから今まで待っていたのだ。(パース=家の絵)

「日暮、その道具何?」アッシュが日暮に尋ねた。

「これ? コピック。マンガ描く人とかが良く使っていてさ、すごく綺麗に色を塗れるから昔から使っているんだよね」

「それ、貸して」

「いいけど、最初はそれほど綺麗に描けないよ」

「いいから貸して」

 三十分後。

「私、才能が無いのかな」

「はっはっは! いまさら気付いたのか。美術2の女が嘆いているぞ!」

 センゴクはアッシュに蹴られた。

「暴力反対! つーかよ、ツンデレとか流行ってから女どもが勘違いして暴力的になりやがったけど、好きじゃない女とデレない女にやられても楽しくねぇんだよ。アッシュ、愛しているから早くデレてくれ」

「センゴクにデレるくらいなら、ナメクジにデレる」

「ナメクジはシオで溶けちまうぜ」


「あぎゃああああ!」


「すみません。アッシュ様。くだらないことはいいません」

 センゴクの眼球は陥没しかけていた。

「センゴク、僕は今の上手いと思うよ」真面目な顔をして日暮がいった。

「攻○機動隊で、ナメクジの交尾はとても神秘的だと書いてあったから、アッシュ様を持ち上げたのに……」

「知るか!」



「来ないでぇぇぇ」

 女性の悲鳴が食堂内に響き渡った。

「待ってくれぇぇぇ!」


「ヘンリーか」呆れた表情のアッシュ。

「またかよ、ヘンリー」楽しそうな日暮。

「さすがヘンリー」尊敬した顔のセンゴク。

 三人とも反応はそれぞれだったが、三人とも呆れたように溜息をついた。

 悲鳴をあげながら逃げているのは事務員の女性だった。ヘンリーの悪名は学生たちの間で有名なので相手にされなくなってきたので、とうとう年上に手を出したらしい。

 事務員の後からコンドームをつけただけの全裸のヘンリーが何かを手に持って走ってきた。

「待ってくれ! 愛しているから、話を聞いてくれ!」

 センゴクが後ろに手を伸ばし、通り過ぎようとしたヘンリーの股間のイチモツを掴んだ。パンッという音と共にコンドームは取れて、ヘンリーは生まれたままの姿になった。

「い、いやぁぁぁ! コンドーム返して! 恥ずかしいっ!」

「わかった。わかった。コンドームは返してやるから落ち着け。ついでに死ね」

 センゴクがヘンリーにコンドームを返すと、ヘンリーはギンギンのイチモツにつけた。

「コンドームがあるから恥ずかしくないもん!」

「存在がきたねぇんだよ。てめぇは!」

 アッシュは今日何度目の怒りだろうか、椅子を持ち上げヘンリーに叩き付けた。

「アッシュ、止めろ。ヘンリーがこれを止めたら、精神を病んでしまうんだ」

「そうだよ、アッシュ。面白いから良いじゃん」


「良くねぇよ! 大体面白いから良いじゃって言うやつに限って、本当の面白さを知らないし、日々を怠惰という生活に身を沈めるんだ!」


「反論できないでやんす」怠惰の象徴の日暮は黙ってしまった。


「で、何があったの」センゴクが建築のパース図を描きながら聞いた。基本、センゴクはヘンリーに対して冷たかった。

「あの女が俺に興味を持っているようだから、体育館の倉庫まで誘った。そして、オシンを持たせたら、急に……! 今日は新鮮味を味わおうと、ブリッジをしながらやって欲しかったのに」

「えーと、質問。オシンって何」

「この娘だよ」

 ヘンリーがテーブルに持っていた筒を置いた。オシンという少女がプリントされており、貧しそうな少女が体を売って借金を返そうとしていると書いてあった。ヘンリーも貧乏だから、合いそうなカップルだった。

「って、オナホールじゃねぇか!」

 アッシュがキレて哀れなオシンを吹き飛ばした。

「オシーン!」ヘンリーが有り得ない速度でオシンが飛んでいったところまで走っていった。

「おい、ヘンリーにとってオシンは本当の彼女だぞ。アッシュ、謝れ」とセンゴク。

「そうだよ。なんでヘンリーがO・ヘンリーって言う名前になっているか知っているの? オシンのOだよ。オナホールのOという説もあるけど」と日暮。

「知るか。ヘンリーは美形のくせに、付き合う彼女にあんなことばっかりさせているから、直ぐに彼女と別れていたんだな」

「それに、あのオシンは諸般の事情により製造中止になったから(ある番組と類似しすぎているから)、コンドームを使って何度も愛しているんだぞ。今ではもう中身はカラカラに……純愛だ」センゴクが目頭を押さえるような仕草をした。

「本物の愛だよね」日暮も目頭を押さえた。

「本当にそう思っているのか」

「「いいえ」」二人とも声をそろえて返事をした。

「お待たせー!」

「待ってねぇよ」アッシュが嫌悪感タップリにヘンリーを見た。

「ところで、アッシュ君。


 水鳥は水面上は優雅に見えるけど、水の中では必死に水をかいているんだ。


 君もテーブル下で、僕のマスをオシンでかいて……!」


 最後まで言う前に殴られた。

「悪霊退散!」

 ヘンリーを退治することで、三人の自主学習は終わった。

今回のパロディネタ:オ〇ン、攻〇機動隊

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