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ラビリンス!!忘れ去られた王女は何かと大暴れ・・・  作者: 抹茶な紅茶
暴動ですか!? それとも騒乱!? いいえ、クーデターです!
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外伝 女魔導師ミリナ伝説


かつて・・・

国をも亡ぼす超巨大ドラゴンとの壮絶な戦いをした女魔導師がいた。

その名は・・・ミリナ!!


ヴェイネス帝国皇帝ルティスの側妃であり・・・帝国最強の魔導師。

国士無双!! 傍若無人!! やりたい放題!! その無茶ぶりから付けられた二つ名は・・""殲滅の女神""

   

この二つ名通り・・・彼女は破壊のかぎりをしつくした。

島を吹き飛ばし 海を干上がらせ、火山を爆破、都市を破壊し、一国を一夜で沈めた。


大部分は噂と風評であり それほど無茶なことは・・・!?してないはずである。

ちなみに・・・海を干上がらせたのは どうやら事実らしい。

敵の大軍から逃げる住民を救うために・・海峡の海を割って道を作った。

どこか異世界の伝説みたいなことをやらかしたのである。




そんな伝説のような彼女でも国を亡ぼす巨大ドラゴン相手には苦戦した。

そのドラゴン・・・全長300メイリ(300m) 異世界の某空母なみの大きさが・・・空から襲ってきたのである。

ミリナはあらゆる魔術を駆使し・・・2日にわたる激戦をした。


山は吹っ飛び、森は砂漠と変わり・・・青空は赤く燃え・・あちらこちらにクレーターが出現した。

まるで・・月面のような風景。


唸り声とともに火炎を吐き、まだまだ意気軒高のドラゴンに対して・・・ミリナの体力は限界に達しつつあった。

「もはや・・・最後の手段しかない!! ア・・アリス! ごめん! お母さんは帰れないかもしれない」

彼女の目から・・涙がこぼれる。



そして、その涙が黒く染まった!!

いや! 世界が黒く染まったのだ。


「あっはははは~ 最後の必殺魔法!! ブラックホール!! 」

涙を流しながら・・・ミリナは叫んだ!



数日後・・・戦場になった山岳地帯は・・・平原に変わっていた。

幸い・・避難勧告が出ていたため・・一般住民に被害は出ていなかったのだが・・・

そこに住んでいた人たちにとっては・・故郷の山が丸ごと消滅していることに驚き、

そして ドラゴンとの壮絶な戦いを知ることになる。


ドラゴン破れて・・・山河もなし!!



あの伝説の女魔導師は・・・超巨大ドラゴンと相打ちし・・・世界を救ったのだ!!

人々は・・・女魔導師、いや! ミリナ様を神の化身と称え、そして・・・涙したのである。




◇◆◇◆◇◆



ミリナは・・気づくと金色に光る平原のようなところに立っていた。

実に幻想的な世界である。

青い空と地平線まで続く金色の世界。


そのうち・・ミリナは気づいた。

この金色の草むらは・・・小麦!

地平線までつづく小麦畑なのだ!!


そして・・・遠くには建物らしき物が見える、人もいるようである!!


「ここは・・どこなのだろう! それにしても・・・この小麦畑はすごい!!」


だが・・・そんな悠長なことを考えている暇はなかった。

なにか奇怪な音がするとおもい・・・空を見上げると・・・あのドラゴン!!


ブラックホールに落としたはずのドラゴンが空を舞っていたのである。

しかも・・・空を舞っているのはドラゴンだけではなかった。


何かを旋回させている妙な虫が何十匹もドラゴンの周りを取り囲んでいた。

しかも虫だけではない! 高速で飛ぶ妙な鳥も旋回していたのだ。


そして・・・ミリナは信じられないものを見た。


妙な虫と鳥から・・・不思議な矢が放出された!

その矢は白い煙を吐きながら飛翔し・・・ドラゴンに激突すると凄まじい火炎をまきちらしたではないか!!


「あれは・・・魔法なのか!? 矢に魔法をしこんでいるのか!? 魔法研究の参考になる」


何十発もの矢がドラゴンに叩きこまれ爆発、

・・・さすがのドラゴンを耐え切れなかったのだろう!

全長300メイリもあるその巨体は 重力に逆らうことも出来ず・・

・・・そのまま真っすぐ地面へと落下していったのであった。



落下地点は 遥か遠方のはずなのだが・・・・・なんと、ここまで地面を揺らす振動が伝わってきた。

しかも・・・衝撃による白い煙までこちらに迫ってきている。


ミリナは妙な虫や鳥を警戒し地面に伏せていた。

金色に光る小麦畑の中で身を隠せば・・・見つかることはないだろう。


一息つき・・・ミリナは考える。

「ここは どこなんだ!?」


すくなくとも・・・地平線かなたまで続く小麦畑なんて私は知らない。

それに あのドラゴンを倒した虫や鳥はいったい!?


ここは私の知っている世界じゃない!! 

異世界に来たのか!?

異世界なの!?



そうだった・・・私は一か八か・・危険なブラックホール魔法を発動し 

あのドラゴンをブラックホールに捨てようとしたのだ。

そして・・私自身も 一緒になって吸い込まれてしまった!


このブラックホール魔法は大変危険であり・・・発動者自信がブラックホールに吸い込まれてしまう危険性が高かったのである。

一種の自爆魔法であった。


ブラックホールの向こう側は・・・異世界に通じていたというわけね・・・

うんうん! 勉強になる。




あの厄介なドラゴンは・・・謎の異世界生物の皆様に退治され・・一件落着。

とりあえず倒せたのはいい事だ。


「仕事が終わったし・・・娘のところに帰ろうかな・・・この世界は変な虫や鳥がいて危険そうだ・・」


ミリナの持つ魔法の中には・・・異世界間を移動できる魔法もあり これまで何度も異世界に行ったことがあったのである。

そして・・・めずらしい異世界商品を買い求めたりしていた。

異世界移動は・・・ミリナにとって得意魔法の一つである。


もちろん 今回も簡単に帰れるものだろうと思い・・・時空魔法を展開しようとしたが・・展開できない。

「あれ!?」

ミリナは少し変だと思ったが気にせず・・・2度目の発動を試みた。


3度・・・4度・・・5度・・・・


「ど・・・どうして! どうした・・・」

さすがのミリナも冷や汗をかきだす。


時空魔法がつかえない・・・・この異世界はいったい!?

この時・・・やっとこの世界の特異性に気付いた。


「なんてことなの!! 空気の中に魔力が・・・ない! いや! ないわけではないが少なすぎる」


ミリナは・・・あのドラゴンとの戦いによって 膨大な魔力を使いまくってしまっていた。

現在のミリナの保有する魔力はかなり少ない。

元の世界であれば・・・周囲から魔力をとりこむのだが・・・この世界には魔力が少なすぎて

時空魔法をつかえるだけの魔力が足りなかったのである。


「まずいよ! まずい・・・少しぐらいなら魔力をためれるのだろうが・・・この分だと、50年はかかりそう!」


ミリナは異世界へ行ったきり 帰れなくなってしまったのである。




◇◆◇◆◇◆◇


ここは・・・アメリカ国内、かの有名なゾーン51。異世界からの未確認物体がよく墜落する地域である。

この日も謎の大怪獣出現によって ゾーン51防衛隊が出動、戦闘機とヘリを動員し 大怪獣を撃墜したのであった。

だが・・・この事件は決して世間に公表されない。


オカルト雑誌関係には・・UFO出現という偽情報を掲載されているらしいが・・・実際は異世界からの来訪物であった。


余談であるが・・・ミリナのいた小麦畑付近には各国の諜報部員たち(日本、ロシア、中国、EU)も身を潜ませていた。

そして・・・・彼らは謎の大怪獣との戦闘を記録し・・本国へ打電するのである。



その後・・・ミリアはどうしたかというとカリブ海でバカンスをしている。

このあたりは・・・某バミューダ三角地域!

理由はわからないが 不思議にも魔力が多い地域である。


そういうわけで・・・この地でバカンスやら なにやらしながら魔力を補充し・・いずれ元の世界にもどるつもりであった。

「アリス! お母さんは たくさんのお土産を買って帰るからね~ 」



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