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ラビリンス!!忘れ去られた王女は何かと大暴れ・・・  作者: 抹茶な紅茶
暴動ですか!? それとも騒乱!? いいえ、クーデターです!
14/28

アリス、成長して15歳


今日もアリスは・・・魔導鍛錬教室でディスプレイとにらめっこしていた。

異世界で大人気を博したアニメ・・・""魔導少年かぐらなカバラ""の全ストーリ1000話を連続視聴していたのである。


「かぐら君・・・すてき~!!」


教室の床でゴロゴロと転がり アリスは悶えていた。

二次元キャラに恋するアリスは・・・10歳のお年頃!!


夢の中で20年の経験を積んでいるが・・・精神年齢は見た目と同じく10歳である。



一応・・・言いわけさせてもらうと・・ディスプレイにへばり付いているだけではないです。

ちゃんと・・魔導師らしいこともしてるのですよ!!

目標は・・・お母さまのような魔導師になること・・・


三十六課で学んだ魔導学を基礎にして・・・新たなる魔法開発とかもしています。

その証拠に・・・ラビリンス内の部屋を魔法の実験で吹き飛ばしたりもしました! えへっww

その他に・・人造生命体であるホムンクルスの製造をしようとしたけど・・・材料がなかった。全くなかった!!

せめて・・・ドラゴンの心臓さえあれば・・・♡



そんなこんなで・・ゆくとしくるとし・・・暦が流れる。


その間、ラビリンスに迷った新人官僚(テル君)を二回ほど 時空転移魔法で送還したりしたこともあった。

アリスの大好きなアニメキャラ、かぐら君に似ていたから・・・テル君を助けたなんて絶対にないですよ! 絶対に・・・



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



アリスは・・・好きなアニメを一通り観賞した。

(可愛い少年が出でくるアニメだけじゃないですよ!、色々なジャンルも見てます・・・などと言い訳する)

もちろん アニメなどのエンターテインメントにひたりまくっていただけではないのです。


魔法の試し撃ちやら・・魔法実験を何度も繰り返し、

三十六課で学んだことが この現実世界でも ある程度。通用することも確認していた。


そして・・・ついにアリスは決断する!

その時が来たのだ!! 待ちに待ったその時が来たのだ!!


「敵は・・・レイルビット伯爵!」


あの男だ!

アリスに腹パンした男。

心の中のデス・リストの筆頭に刻まれたレイルビット伯爵!

今こそ恨みと怨念を結集し・・仕返しするのだ。


「うちは仕返しが好きだ!  復讐が好きだ!  御礼参りが好きだ!  流血が好きだ!

さぁ! 始めよう・・・報復と言う名の喜劇を・・・」



誰もいない隠れ部屋で演説をするアリス。

完全に何かの影響を受け 自分に酔っていた。

たぶん・・あの異世界ドラマの影響だろ!!

アリス!・・・あいかわらず中二病である!



さて!! 待ちに待った仕返しなのだが・・・その前に準備をしなければならない!!

まず・・・必要なものは情報!!

レイルビット伯爵に関する情報である!!


伯爵の居場所が分からないと 仕返しすら出来ないからだ。

いわゆる・・諜報活動が必要となる。


ちょうどいいことに アリスは諜報活動を舞台としていたアニメが好きだった。

もちろん・・そのアニメとは異世界で放映されている番組のことである。

アリスは そのアニメを参考にして(マネして)・・・さっそく諜報活動を開始した。


「状況の開始!」


アリスは・・・変装した。アニメを参考にして・・変装した!

ある時は・・メイド姿、ある時は・・町娘、ある時は・・魔導少年・・・

アリスは変形ドレスを駆使して変装!! 皇宮中を調査したのであった。



そして・・・ある程度の事が分かった。

・・・レイルビット伯爵は定期的に この皇宮に訪れているらしい・・

何かの報告か!?、それとも陳情か!? そのあたりは不明だが・・・

皇宮に入ると伯爵の側近、または護衛の人たちと別れ、一人になることが多い。

おそらく・・・側近でさえ聞かれたくないことでもしてるのだろう!!


「まぁいい! 襲撃するにはちょうどいい」



BGMスタート!

アリスはノリノリである。

そう! 魔導ディスプレイで見た異世界のあの番組を真似たのであった。


=== 瞬殺!暗殺の軍団 ===



何故か・・白いスモークがたかれ その霧の中から

黒い装束に身をやつしたアリスが・・忍者のように通路を素早く駆け走る。

駆け走る・・・駆け走る・・・


時刻は深夜だったので・・・人に見られる心配はない!!


そして・・アリスは通路の端を歩くレイルビット伯爵を視認!

「ターゲットロック! 」


アリスは体を回転させつつひねりながら ターゲットの背後に音もなく着地!

もちろんのこと・・ターゲットには気付かれていない!


アリスは自身の体に隠蔽の魔法をかけている!!

時空をひん曲げることによって アリスの姿を、視認することが出来ないのだ!!

しかも・・この隠蔽魔法は三十六課で取得した魔法であり異世界仕込みの魔法。

この世界では おそらくこの魔法は知られておらず 見破る者もいないであろう。

それゆえに・・・ほぼ完璧ともいえる魔術なのであった。



それでは始めよう! 楽しい楽しい仕返しの時間だ。

アリスは・・・無詠唱でターゲットの足元・・・

値段の張りそうなブランド製の靴に重力魔法をかけたのである。


この魔法は・・・物質の質量を自由に変更させることが出来る。

アリスは・・伯爵のはいている靴に重さを与えた。

しかも尋常な重さではない!!

床と靴がくっついてしまうぐらいの重さを与えたのだ。


伯爵は慣性の働きによって前に出ようとする。 

しかし・・動かなくなった靴のせいで片足が前に出ない!!



「ぐわぁぁ」

伯爵は かなりの速度で前のめりとなり・・・顔面を床に激突させた。

ものすごく豪快というか悲惨・・・

絵に描いたような 顔面からの見事なダイブ!!

鼻がつぶれたのか・・・床には赤い血だまりまで作っている。

しかも・・・伯爵は絶賛気絶中。いい気味である!


「あっはははは~ 赤い血だ!! きれいだなぁ 面白いなぁ」

アリス・・・恨みのためサイコパス化100%!!



その日から・・レイルビット伯爵の受難がはじまった。

なぜだか分からないが・・・一日に何十回も転倒しまくるのである。

しかも顔からの豪快なダイブ!

骨が折れ鼻血をだし・・・血だまりを作る。


もちろん・・・・伯爵にとっては 奇怪な現象であり理解も出来ない。

急に足が重くなって転倒してしまうのだ。

なにかの病気なのかと恐れ・・・医者に診てもらったが異常なしだと言われた。

一応・・・呪いの類ではないかと恐れ・・・神殿に赴き神官に見てもらったが 呪いのたぐいではないと言われた。



伯爵はこの不可解さを理解できなかった。

もちろん・・・アリスの存在は気付かれていない。完璧な隠蔽魔法なのである。


ちなみにいうと・・・この伯爵は まったくといってもいいほどアリスに興味がなかった!

以前、たまたま王侯貴族に忌み嫌われているアリスを見かけたので 遊び感覚で腹パンしてイジメたというだけのことだったのだ。

この伯爵は・・・弱いものイジメが大好きな最低な人物であった。



そんな最低な伯爵は 今、その報いを受けていた。

毎日、毎日、毎時間、毎時間、豪快に転倒しては 悲惨な鼻血をだしつづけていた。


そうです・・・アリスはストーカーとなり しつこいぐらい伯爵を追跡し、転倒させ続けていたのであった。

しかも・・伯爵の屋敷にまで侵入して風呂場で転倒させるなど手加減無用・・・もはや執念である!

だからといって・・・便所までは追跡しません。さすがにアリスても便所まではいかない。



毎日、毎日・・・伯爵は転倒しつづけ体中があざだらけ・・・

さすがのアリスも伯爵に対する仕返しに罪悪感を覚えたのか!? 転倒させるのをやめて・・少し趣向を変えることにした。


伯爵を階段から突き落とす・・・熱水をぶっかける・・・食事に毒を混ぜる・・・

・・・・より酷いことになっている!!

もはや・・・恨みで自制心が吹っ飛んでいたのであった。



そして ついに体も精神もボロボロとなったレイルビット伯爵はノイローゼとなって入院・・・

・・・家督を息子に譲って引退したそうだ。


ちなみに・・・入院した病院に侵入したアリスは寝込んでいる伯爵を ベットごと転倒させたりして楽しんだ♪



一応・・・言いわけをすると・・・こんなひどいことを伯爵だけではなく、

デス・リストに記載された人達全て平等に・・友愛と寛容の心を持って 楽しく楽しく痛めつけました。

ちなみに デス・リストに記載された人数は50名ほどであった。



「どうして・・いつも皇宮に来るたびに転倒してしまうのだ!?」


「あ・・足の骨が折れた」


「うっ あばらが・・・」


「ぐっへ 口から血が・・・」



皇宮内では 特定の人物だけが 何度も転倒しまくり 階段から突き落とされ 熱水をぶっかけられる事件が多発した。

しかも大怪我して・・そのまま引退をする者まで続出。


ちなみに・・・この特定の人物たちは 国民からの評判が大変悪い人達だった。

無断で重税をかけたり・・不正をしまくり・・犯罪の隠蔽・・・


恨みを持った者によるなんらかの呪いではないかと噂されたりもしていた。




デス・リストに記載された人物、"イコール" 評判が悪く国民から恨まれた人物だと判明したのである。

アリスに嫌がらせするような人物は・・・心根が腐った人物という訳であった。


「うん!! この仕返しは いわゆる国民の意思であり国民の願望!! 帝国王女の義務として・・国民の願いをかなえなければならないのです!

だから・・・アリスはもっと仕返ししまーす!!」 


そんな可愛いおちゃめなイタズラ!?をするアリスもついに・・・15歳の春。




◇◆◇◆◇◆◇



皇宮内では・・・アリスはほとんど顔をださず・・幻の姫やら、

会えたら幸運が舞い込んでくる大吉姫などと言われたりしていた。


一時期・・・新人官僚のテル君が・・・皇宮中を駆けずり回り・・・

アリスフィーナ姫、すなわちアリスを探そうとしたが無駄であった。

アリスは完全に伝説の姫と化していたのであった。


ただし・・これらの噂をするのは下級官僚たちであり、

相変わらず王侯貴族たちは アリスをいないものとして扱ったのである。




そんなこんなで・・・とある春の日!?

ヴェイネス帝国・カールレン皇宮で帝国を揺るがす大事件が発生していた。


クーデターである!!!







--------------------  To Be Continued ヾ(^Д^ヾ)


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