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ソウルハンター  作者: 品川 甲
1/3

赤信号みんなで渡っても結構危ない

 

 「どうやって死にたい?」


 こんな質問をされたら皆さんどう答えるのだろうか。「中二病か?大丈夫か?」とからかうのが関の山だろう。まず、こんな台詞使うのは世界中探しても黒の組織くらいなもんだろう。

 

 えっ?俺ならどうするって?まぁ、俺は優しいから公安やFBIのスパイでもないけど答えてやろう。

 誰でもいいから誰かと一緒に死にたいです!………………あ、別に他の人を道連れにしたい訳ではない。一人で死ぬのが怖いだけなんだ。だから、三途の川みんなで渡れば怖くないって感じなのです。いやぁ~先人の言うことは偉大だねぇ~。この言葉考えた人天才だよ。

 

 まあ、そんな事は三途の川に流して、今俺はある場所に向かっている。

 おっ。ここだ、ここだ。

 俺はいかにもって感じの廃病院の前に立った。

 そろそろ俺がただの気狂いじゃないことがお分かりいただけただろうか?

 そう、俺は本気なのだ。

 確かフェンスに穴が空いてあ…………見っけ。さぁ入りますか。


 ズルッ ズリッ


 おいおい、簡単に入れちゃったよ。大丈夫かよおい。すぐに見つかっちゃうぞ。まっ、いいか。俺死ぬんだしな。後のことなんて知ったこっちゃねえよな。

 おー。病院内は人がいなくて思ったより怖いな。俺は早足でオペ室に向かった。

 ドアから光が漏れていたので思いの外すぐ見つかった。

 俺はゆっくりとドアを開けた。

 中には7個のベットと七輪が3、4個。そして人が男3人、女3人。もう全員揃っているのか。俺は空いているベッドに座った。

 俺が座ったのを確認すると、マスクをしている女が話し始めた。


 「参加者全員揃いましたので、今から始めさせていただきます。」


 マスクで顔がよく見えないがかなりの美人だな。


 「あ、一応確認しておきますが、皆さんKMサイトからの参加者で間違いありませんよね?」


 Kill Meサイト略してKMサイトだ。

 全員縦に首を振る。


 「では、皆さん今から自殺の方法を説明します。まず、この薬を三錠ずつ飲んでいただきます……。」


 「おいっ!!何か変な薬でも使うのか!?」

 

 紙がツンツンしたヤンキーみたいな奴がバカみたいな質問をしてきやがった。


 「いえ、こちらはただの睡眠薬です。自殺はその七輪を使わせてもらいます。」

 

 流石に美人は上手く答えますわ。俺ならたぶん、その七輪が目に入らぬのか!とか何とか言ってたかもしれんわ。イヤ、絶対言った。


 「他に質問がある方はおりませんか?…………では、七輪をつけます。ドアを閉めて頂けますか?」


 俺はドアをキッチリ閉めた。そして、薬を飲んで自分のベットに寝た。


 お母さん、お父さん、今までありがとう………………。親孝行してやれなくてごめん…………。


ーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー


 あれ?


 背中のあたりが硬い。………木だな。………ん?木?ベットって木だったけ?

 俺は起き上がって周りを見渡した。

 

 ふむふむ、襖。

 ほうほう、仏像。

 えーっと、何て言うんだっけか。あっ、そうだ、掛け軸。

 あーー。こりゃ寺だな。

 

 ん?寺?

 


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