構想自慢 後編
2019 6 30
そして自分にも作れそうだったのがSLG。こちらも優れた制作ツールが配布されており、自分も作ろうと手を出しかけた。が、素人でも作れる仕様のため、やれることに制約がいろいろあって断念した。システムはオーソドックスながら本格派。決して不満があるわけじゃないんだけど、自分が求める三國志や信長の野望みたいなゲームが作れるわけではないっぽい。そりゃ当然で、そんな高度なSLGが作れるツールだったら制作の難易度はハンパなく上がる。素人でも作れるツールにしていただいたがゆえにやれることが限られ、人材は陣営を行き来できないのである。
いや、その程度の制約で制作を断念した、ってわけでもなくて、やっぱりシステム周りを理解するのは素人には厳しく、実際に完成させるには何年くらいかかるんかなーと、茫漠たる気持ちにならないではいられなかったのである。
一番のネックはどんなに苦労して作ったとしても、自分では到底面白いゲームには仕上げられそうもなかったからだろう。SLGなんて、明確な志がなければ多分作れまい。
その制作ツールを作った人は光栄ファンらしく、個人的に応援もしたいんですけど……
さて、それらの定番ジャンルが全滅したところでいよいよお待ちかねの格ゲーであります。って、今どき格ゲーを待ってる層なんてどれほどいるんじゃいッ!
セルフツッコミもそこそこに、やはり自分が楽しんだ、あるいは楽しみたいジャンルだからであろう。フリーの格ゲーには大変お世話になってます。が、自分で作るのは到底無理。だって制作ツールが有料のしかないんだもん。しかもそのツールはすでにウィンドウズXP時代のもの……今のPCでは正常に作動してくれない場合さえある。それだけ格ゲーは衰退ジャンルってことなんだろう。それでも精力的に制作されてる方々はおられる。時代の波にいつまでも抗い続けていただきたいもんである。
中には制作ツールに頼らず自作するド根性の持ち主までいらっしゃるが……こんなこと言うのも何だが、ちょっと頭がおかしいんじゃないだろうか? 失礼いたしました。
それはさておき……もし素人でも簡単に格ゲーが作れるフリーソフトがあれば即座に落とすであろう。そしてチャレンジするのであろう。有料ソフトだと制作が無理だったらやりきれないが、フリーなら失うものはない。まあ、カネを払ったからこそできる努力もあるとは思うのだが。
じゃあどんな格ゲー作りたいの? とか問われると返答には困ってしまう。実はそんなに明確なビジョンはなかったりする。昔プレステで「格ゲー野郎」って格ゲーを作れるゲームもあったんだけど、残念ながら自分は持ってなかった。ショップでも見なかったのだが、あの頃、家庭用ゲーム機でわざわざゲーム作るメリット、ってのがいまいち分かんなかったんだよなあ。いま考えると非常に惜しいことしたと思う。あのソフトを購入せずにはいられなかった当時の少年たちがいま、格ゲーを作ってたりするのであろうか。プロアマ問わず。どうやら自分は格ゲーを作る資格もなさそうである。
ただ、漠然としたプランくらいはある。それはプロレスメインにした格ゲーにする、というもの。これはなかなかやる人はいまい。
でもこのコンセプト、前例は全くないわけでもない。コンシューマでは多分カ◯コンだったと思うけど、漫画家の原哲夫氏をキャラデザに起用したプロレス系格ゲーなんてのをアーケードで見た。未プレイだし、もしかすると家庭用ゲームにも移植されてたかも知れないが、自分はアーケードしか知らない。タイトルも憶えてないし。(ワールドヒーローズ、みたいなタイトルだった気がする)
キャラは全員プロレスラーなので、プロレスラーキャラがストライカーに対して不利、という格ゲーではありがちな設定はありえまい。渋めな関節技もゲームに盛り込めそうである。割と隠れた鉱脈な気が個人的にはするのだが、ゲーセンでちょっと見た程度なのでどんな内容かは知らない。
で、自分が作るとなればやっぱりおバカなゲームにすると思う。ひと昔前のプロレス事情をどんどんパロって、なかにはプロレスラーでもない関係者をキャラに入れたり、意味のない演出に凝ったりと、夢が膨らむ。
システムにもちょっとしたアイデアがある。従来の格ゲーは技が単発のものが多いけど、追加コマンドで連携技を多用できる仕様。その気になれば10連コンボ投げ、なんてのもできたりする。立ち技より掴みが有利なシステムなのである。作るのは大変だろうけど。そしてなんと言っても盛り込みたいのが、ヌルゲーマーでも気持ちよく勝てるゲームバランス! プロレスは見てても楽しくなくてはいけないので、ド派手な技が簡単に繰り出せ、あまり駆け引きなど考えなくても勝てるバランスにしたいのである。そのためにも長く試合を楽しめるようにキャラに耐久力を持たせたり、なんなら回復システムも入れたりして、勝敗よりもバトルそのものを楽しめるゲームにしたいのである。
まあ、そんなバランスのゲーム、これまた大多数の格ゲーファンは見向きもしないのは分かってるんだけどね。でも、そんなゲームがあれば自分は間違いなくやってみたい。自分のプレイしたいゲームを作るってのも、フリゲー制作の大義のひとつであろう。




