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光陰自慢



 2019 5 29


 気がつけば5月もそろそろ終わり。なんともう6月である! 去りゆく時間の儚さよ。ついこの前まで正月だった気がするのにもう半分かよ。令和元年もスタートして気分一新はかる前に1年経っちまいそうだよ。いや、元号ネタ扱うとちょっと面倒な思想の持ち主かな? とか思われそうなのであまりイジりたくはないのだが。


 考えてみればこのエロゲーの制作にとりかかったのって、まだ2ケ月ほど前なんだよなあ。もう1年くらい経ってるような気がするんだけど。

 大体ゲームの大枠はできてるのに半分もできてないって、どうよ。やっぱりコンセプトが狂ってるとしか言いようがない。こりゃシステムが仮に魅力的だったとしてもメーカーは絶対やらんわ。効率が悪すぎる。

 ここまで手間のかかる作品を1本作るくらいなら複数本出した方がいいに決まってる。なんでこんな当たり前のことに今まで気付かなかったのやら。


 とはいえ、ここまで仕上げたものを途中で投げる勇気も持てない。引き返すには遠くまで来すぎた。

 最近は作りも大分粗くなって立ち絵なんかでも最初ほど丁寧に描き込まなくなった。効率を重視すれば当然そうなる。入れていた陰影省いたりレイヤー重ねがけ3枚のとこを2枚に留めたり。そうすることによって立ち絵を他の絵に再利用しやすくなる。


 逆に描き込んだ初期の立ち絵は汎用性に欠ける。他の立ち絵に転用し辛いのだ。これを手抜きと見るか効率重視と見るかは難しい部分がある。効率は上がってはいるけど絵としてのこだわりは最初ほどはもうない。もうこれでいいやと甘い判断を自分でしてしまってる。本当はそんなもんでもないと思うのだが……


 その効果として描き上げるスピードだけは向上している。下描きなんかでも粗めに描いてペン入れはほとんど流す感覚で済ませてる。多少はみ出してもレタッチソフトで修正できるんだもんね、てな具合である。自分がハガキ職人やってた頃はレタッチソフトなんて10万円超のフォトショップがマストでオンリーだったけど(プロの世界では今でもそうらしい)、今はタダで高機能なソフトが選び放題なのだから恐ろしい。おかげで自分のような素人でも素人なりにキャラ絵をゲームに入れることができる。


 それもなければ風景写真で済ませたっていい。ただし、その場合は使用可能な素材か、自分で撮影した写真に限られる。実際それやってる人もいるし、自分もそれに近い構想があったりする。ただ、その場合はバカゲーにはし辛いのだが。

 

 もし自分に沢山の真面目なノベルゲームのシナリオのストックがあって、少しでも早く制作を進めたければその手法を採るだろう。残念ながらそれほどストックがないので1本に時間をかけられているのだが。

 これもフリゲーの武器のひとつと言える。商業作品は1日でも開発期間が伸びるとコスト増につながる。結果、クリエイターは早く仕事を仕上げる方が有能とみなされる。その反面、じっくり作り込めないという弱点も抱える。しかしフリゲーはコストはともかく製作期間は度外視できるから腕と根性のある人ならプロ並みの作品が作れちゃうわけだ。


 ……のはずなんだけど、今の自分はさっさと作り終えたいがために手を抜きまくってるんだよなあ…… 

 どうなのよ。フリゲーがわざわざ自分の強み捨てちゃって。コストはともかく潤沢に使える時間さえ省いてたら作る意味ないんじゃなくね?


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