表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

絶対こいつらを恨み続ける

作者: 夢幻

俺の名前はこうた。

今日は休日だ。

喉が渇いたので水を飲みに下に降りる。

すると俺の携帯が鳴った。友達からのLINEだ。

「今日の夜、涼太達と心霊スポット行くんだけどお前も来るか??」

「心霊スポットか。俺はいいや。めんどくさいし。」

「なんだよ。行こうぜ??」

正直、涼太とはあまり仲良くないし心霊スポットとか全く行きたくなかったけどなんとなく暇だったから俺も行くことにした。

「わかったよ。俺どこに行けばいい?」

「まじで!?助かるわ! じゃあ俺ん家に11時ぐらいに来てほしい!」

「OK」

何が助かるんだよ。そんな事を思いながら俺はLINEを閉じた。

そして夜になった。 そろそろ竜也の家に向かうとするか。

あ、因みに竜也はLINEしてた相手の名前。

竜也の家に着いたら他の奴らは来ていた。

早く帰りたいなあ。そう思いながらチャイムを鳴らす。

「はーい。 お、こうた来てくれたか!! じゃあ早速心霊スポット行くか!」

と竜也、涼太、あと変な奴らが数人。

俺、大勢嫌いなんだよなあ。 そう思いながら行くことにした。

いざその心霊スポットに着くと大きな森だった。

雰囲気はいかにも幽霊が出そうな感じで街灯がないのでかなり暗い。しかも道が細すぎて車どころか人間も歩けないようなところ。まあ1列で行くパターンだろうなと思っていると竜也が

「こうた、お前1番前にいけよ。」

「別にいいよ。怖くないし。」

まあそんな予感はしてた。

俺は幽霊を信じないタイプだから怖くはない。

ただちょっと気味悪い。

1番前になった俺はゆっくり歩いているとやけに後ろが静かなことに気づいた。

そして後ろを振り向くと竜也達が少し怯えていることに気づいた。

こいつら自分から誘っておいてなにビビってんだよと心の中で思い

「大丈夫か?」

と聞く。

すると、

「お、おう。大丈夫!それより早く進めよ!」

とのこと。

言われた通り歩いているとすぐ目の前が崖だった。

「おっと危ね」

そんなことを思っていると後ろから竜也が

「ごめん、こうた。実は俺達、昨日ここに来たんだよ。それでな俺達この崖から誰かに押されて死んだんだ。でもどうしても死にたくなかった俺達はここに居る霊たちにまだ生きていたいと言い続けた。そしたらな身代わりを1人連れて来いって。だから分かってくれ。」

次の瞬間、俺は竜也に押され崖から落ちている事がわかった。俺死ぬのかよ。

まだ竜也が何か言っているのが分かる。

「だって俺と涼太、あとお前の知らない俺らの友達が死んでそれをお前1人の命と交換出来るみたいなもんだぜ??これはお前に死んでもらって俺らが助かってもいいよな??これでいいんだよな??なあ???」

こいつ狂ってるわ。まあ最後に思った事は

「絶対こいつらを恨み続ける」

って事かな。

そのまま俺は落ちて、地面に当たると同時に猛烈な痛みが体全体に走った。

最後にこいつらを恨み続けるって事を誓って静かに目を閉じた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ