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第1部 12芒星魔方陣 編  16章 風紀委員(ブルーバンド)の少年 1話

「私は一度、この辺りの様子を見てから当初の魔法陣設置予定箇所に戻ります。これからどうします?」

『―BO33地点、ライトライナー『ローズジェル学園前』駅から北1キロで爆発事件発生―』

 警察庁の一般無線回線からの通報が入った。

「そんな、ここまで大規模なテロを起こすなんて奴らは一体何を考えているの」

「俺はBO33地点へ向かう、シルビアこそ1人で大丈夫か?」

「私は大丈夫よ」

「分かった。任せたぞ」

 車を降りるとジャンは直ぐに車を走らせた。私は爆発でひっくり返った車に戻る。

「お疲れさまです」

「悪いわね、色々迷惑かけちゃって」

「いいえ、とんでも有りません」

 割れた車の窓からトランクルームの解除レバーを引きトランクを開け防弾チョッキを着て換えマガジンを3本取り出しポケットに入れた。

「貴方達も防弾チョッキを着た方がいいわ、恐らくもうすぐ非常事態宣言がでるかも知れないわ」

「はい、お気遣い有り難うございます」

 警察官と別れプラザタウンをもう一度見て回った。

 ガラスの割れたダイアモンドダクトに不審な人影を見た気がした。ダイアモンドダクトの脇に回った。人の気配は無い裏の物資搬入口に出た。

 さっきとは違う気配を感じた。それも素人だろう。

「そこに居るのは分かっているのよ!出てらっしゃい」

 ジリジリと出来てきた者は学生服を着た少年だった。右腕に青い腕章を付け私に銃口を向けている。

風紀委員(ブルーバンド)だ!銃をその場に置いて3歩下がれ!」

「ブルーバンド?何故ここに居るの?」

 困惑する私に少年はデリンジャーを向けて立ちふさがっている。

「それはこっちのセリフだ。そこで何をやっている。お前は今までの放火事件とどう関わっている」

 制服姿とはいえ、隠密性の高いデリンジャーは一部のブルーバンドでも信用の有る生徒にのみ支給されている。

「私はその放火犯を追ってきたのよ、と言ってもこの格好じゃぁ私も十分怪しい過ぎるわね」

 警察に対してそれも公安に対してはっきりと下がれと命令するこの少年に

「もう一度言う、銃を置いて3歩下がれ」

 少年は怒鳴り声を上げる私は銃を構えた銃を下ろしフォルスターに納めた。

「ブルーバンドと争う気は無いわ、それより私に協力して」

「はぁ?何言ってる」

 あからさまにイライラしている様子が分かる。落ち着かせないと話しにならない。

「自己紹介がまだだったわね、私はシルビア、こう見えても警察よ、貴方は?」

 とりあえず私は防弾チョッキの左胸に印されたPOLICEのマークを見せながら自己紹介する。

「警察?お、俺は朝倉裕貴」

「そう、裕貴君ね、そろそろ銃を下ろして貰えない?今から状況を説明するわ」

「幾ら警察の格好をしてても信用出来んな、こんな所に1人で居るなんて」

「あんたバカ?それはお互い様じゃない」

 さすがに理解力の無い者に説明する事にはうんざりした。

 思わずため息を付いたその瞬間地面が揺れた。

「地震?」

 その後に低い爆発音が響いてきた。

「何だ。今の音は」

「待ちなさい!今確認するから」

 裕貴は私の剣の有る声を聞いて金縛りに掛かったように立ち止まった。

『チーフ、今の爆発は?』

 通信と同時に衛生からの映像を解析する。

『―第1ジオフロントから爆発が有ったと通報が入った。現在確認中だ―』

『―13時14分、第1ジオフロントにて爆発が発生。メインシャフトが崩落した模様。被害については現在調査中。現場付近に居る係の者は速やかに避難誘導と被害実体の報告を願います―』

 さらに警察庁からの通報が入った。衛星から第1ジオフロント上空の映像を入手し解析し言葉を失った。

「第1ジオフロントが・・・崩落した・・・」

「な・・何だと?」

「第1ジオフロントが爆破されたのよ、地震と音はその時のものよ」

 裕貴はそのまま走り出そうした。

「待ちなさい!お前が行ってどうなるの!」

「爆発に巻き込まれた人を助けに行かなくてどうするんだ!」

「行きたいなら行きなさい。だけどこれから起こる事に対しては小さい事よ」

「小さい事って何だ。お前こそそれでも本当に警察なのか?」

『―これから俺が第1ジオフロントに向かう―』

『―待ちなさいジャン。お前は直ぐにシルビアと合流し魔法陣の監視に当たれ―』

『―分かりました―』

 ジャンの返事に私も『了解』返答した。


文章の区切りが悪いので短めです。

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