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詩:クチュール

コサージュ

作者: 桜 夏姫
掲載日:2014/08/06

コサージュ


ボクは偽物で

いつだって本物にカナワナイ

ボクは誰かのマネでしかなく

ボクは本物の代替えでしかない

ボクはボクであることを

誰かにわかって欲しかった


ボクは見た

窓辺にたたずむキミの姿を

迸る生命力に 多色な彩

地にしっかりと根付き

確かに生きているキミを

ボクはボクの中にある

わけのわからぬ 感情に

目をそむけた


ボクは紛い物で

いつだって本物にカナワナイ

ボクは誰かと同じで

ボクの代わりは誰だっている

ボクはボクであるための

存在理由が欲しかった


ボクは聞いた

窓辺にたたずむキミの姿を

華やかだった姿は見る影もなく

死神の鎌を待つキミを

「あぁ うらやましい」

キミは最後に口にした言葉

窓に隔てられた空間で

ボクらは互いの姿を望んでいた


ボクは作り物で

いつだって本物にカナワナカッタ

ボクは本物にはない

ボクだけのものを

持っていることを知った

ボクはボクを誇り

背を伸ばして かわらずに

凛と咲き続けよう




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