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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ナンデ兄サンハ僕ヲ・・・

最近ヤンデレ作品が増えているので、それに便乗して書いたのがこれよ!!


しかもなろうで久々に書いたのが初ヤンデレ物でBL物・・・笑えよ、ベジータ。

彼の名前は桐谷昴(きりや・すばる)

ごく平凡な家庭に生まれた成績の良い左利きの高校生一年生で、同じ学校に通う高校三年生の兄桐谷当真(きりや・とうま)と父と母がいる。

父は普通のサラリーマンで、母は普通の専業主婦。

兄の方は平凡な父と母と違って成績はそこそこ良いくらいで、運動神経の良さもあってサッカー部のキャプテンであり、生徒会にも入るなどの優秀な高校三年生だ。

弟である昴は少し運動神経は劣るが、兄より成績は上である。

所属する部活は文学部であり、文系の高校一年生だ。

これほど優秀な二人の息子に恵まれ、さぞ両親は満足であったが、両親が気付かぬ所で昴には問題があった。


それは、昴が兄である当真を愛していることである・・・!


同性愛者つまり昴はゲイであって、当真と近視相姦の関係を望んでいた。

しかし、彼が愛する兄の当真は全くその気持ちには気付かない。

おそらく当真が彼女でも作れば昴はその彼女を引き離そうと努力するだろうが、彼は引き離すだけでは満足せず、殺害に至るであろう。

こんなにも精神を病んだ考えの持ち主である昴に対し、父と母、当然ながら兄である当真は気付かないのだ。


そして、遂に昴にとっては恐ろしく、当真にとっては自慢すべき時が来た。

当真が初めて出来た彼女である安形千恵(あがた・ちえ)の自慢話である。


「あの・・・」


それは家族にとってはごく普通の夕食時であった。

机には平凡なサラリーマンの給料に似合った夕食が並べられている。

当真は恥ずかしさで口篭もりながら、家族みんなに聞こえるように初めての彼女の自慢をしようする。


「なんだぁ?」


茶碗を左手に持ち、右手に持つ箸でおかずの具を掴もうとする父が、何か言いたそうな当真に聞く。


「あの・・・俺さぁ、俺・・・彼女が出来たんだ・・・!」


この一言が、当真にとって地獄の始まりであった。

当真のその言った「彼女」という言葉に父と母は大いに反応し、喜んだ。


「な、なんだって!?」


「良かったじゃない!高校三年生になって、彼女が出来ないから心配したわ・・・!」


父はその報告に驚き、母は大いに喜ぶ。

だが、弟である昴にこの報告は途轍(とてつ)もない衝撃を与えた。


「お、どうした昴?兄に先を越されて悔しいか?」


当真は昴の気持ちに気付くことなく、弟に話し掛けた。


「(起こってしまった・・・遂にこの時が・・・!)」


昴はこの時がいつか来るのを分かっていた物の、実際はかなりのダメージはあった。

その証拠に箸を持つ左手が震えていた。


「ん?どうした・・・なにかあったのか・・・?」


左手を震わせる昴を心配した当真は彼の肩に手を置いた。

我に返った昴は震えを止まらせ、平常心を取り戻し、答える。


「いや、何にも無いよ!兄さん。それより彼女が出来て良かったね」


自分の心情を語らせないように答え、兄を偽りの善意で祝った。

兄である当真は弟に疑いの言葉も掛けずに食事に戻った。

次に母が当真の彼女の名を問う。


「それで彼女さんの名前は?」


「おぉ、それは気になるな。で、なんて名前だ?」


父も便乗して彼女の名を当真に聞いた。


「ち、千恵(ちえ)・・・安形千恵(あがた・ちえ)・・・」


「千恵・・・安形千恵ちゃんね。貴方のクラス?」


「い、いや・・・隣のクラスの娘だよ。それに俺からじゃなくて、千恵から告白してきたんだ」


「ほぅ・・・相手から告白されるとは・・・父さん嬉しいぞ!」


悟られないように、昴も便乗しておいた。


「僕も嬉しいよ兄さん。僕も頑張らないと・・・!」


もちろんこの言葉は嘘である。

この後、両親は当真に彼女についてあれこれ聞いたが、昴は愛する兄を何処かの女に寝取られて悔しく、食事は喉を通らなかった。

夕食が終わると、昴は自室へ向かい、学校から出された課題を終わらせると、どうやって当真の彼女である千恵から愛すべき兄を引き離すか計画を立てた。


「さて・・・どうした物かな・・・?この前まではどうにかなったが、まさか僕の知らない所でまさかこんな事になるとは・・・僕も落ちた物だな・・・」


自分の落ち度を痛感し、計画書を書く筆のペースを速めながら独り言を呟いた。


「まぁ、まずは情報収集だ。泥棒猫がどんな容姿をして、どんな性格をしているか、どういう経歴なのか。まずはそこからだ」


まずは千恵について情報収集を行うことにした昴。

そして翌日。

学校が終わって放課後に昴は、記念すべき彼女である千恵を待つ当真に見付からぬよう兄を見ていた。


「(おかしい、今日は部活動の筈だが・・・まさか、デートの為に休んだのかかい。兄さん?)」


心情でそう悟った昴、その時、当真の視線が左へ向いた。

兄の視線の方へ首を傾けると、長い黒髪を持つ174㎝の当真より7㎝低いセーラー服を着た少女が現れた。

顔の形はまるで人形のように整っている。

それを見た昴はその少女が安形千恵と察する。


「(あれが安形千恵だな・・・?隣のクラスと聞くと、兄さんが三組だから、二組か四組の女だな?よし、調べ尽くして、化けの皮剥がしてやる!)」


昴は千恵の化けの皮を剥がしてやろうと思い、下校時間が来るまで、時間の限り千恵の情報を集めた。

下校時間が迫ると、昴は放送に従って、家路へと向かった。

家へ帰れば、手を綺麗に洗って制服を着替え、自室へ向かい、計画を練る。


「ある程度、情報は集まった・・・あいつは二人ほど恋人が居るようだな・・・一人は自分で振り、一人は振られたか・・・どうせ、処女じゃないんだろう・・・」


計画書に書くペンを止めて、昴はまた独り言を呟く。

怒りを抑えて次々とあらゆるプランを書いていく昴であったが、兄の帰りが遅くなった事に気付いた。


「そう言えば、兄さんの帰りが遅いな・・・どうしてるんだろう?」


徐に携帯を手に取り、兄に連絡を取った。


「あれ・・・繋がらない・・・電源でも切っているのかな・・・?」


これが、後に自分を狂気に走らせる出来事になるとは夢にも思わなかった。

兄が帰ってきたのは昴が両親と共に夕食を終えた頃だ。


「ただいま」


玄関を開けて、当真が家族に聞こえるような声量で言った。

それに反応して、母が当真にどうして遅くなったのかを聞く。


「あら、当真。今日は遅かったじゃないの。一体どうしたの?」


「ちょっと彼女とな。それと母さん、俺の分はあるかな。食べてきてないんだ」


「分かったわ。今用意するからね!」


どうやら当真は夕食を済ませて無かったらしい。

この一部始終を見ていた昴は当真がどうして帰りが遅くなったのかを怪しんだ。


「(どうしてこんなに遅くなったんだ・・・?兄さんは争い事は好まない・・・だが、肌には特に外傷は見られない・・・)」


顎に左手を当て、兄がどうして帰りが遅くなった理由を推理し、千恵に辿り着いた。


「(そうか、あの泥棒猫だな?!)」


全ての現況は千恵(泥棒猫)にあり。

そう踏んだ昴は計画の完成の為に自室へと向かった。


あれから一ヶ月後。

昴の計画は完成し、大方準備も出来た。


「さぁ、泥棒猫。お前は僕によって裁かれるんだ・・・!」


部屋の周りには千恵の様々な個人情報が書かれたノートが置かれ、兄とのデートの経歴を書かれたノートもあった。

もはやストーカーに値する類であるが、昴は自覚もしていない。

彼は数日前に購入し、骨すら切り裂くほど研いだ包丁を手に取り、それを鞄に入れ込んで、早速計画に移る。

居場所は分かっている。

何故なら昴が一ヶ月目達成にと「二人を祝いたい」と言って、近くにある人気がない廃工場跡地へ呼んでいたからだ。

徒歩二〇分、計画通り当真と千恵の二人は廃工場跡地に居た。

昴に気付いた当真は声を掛ける。


「おーい、当真。遅いじゃないか!お前が祝ってくれるなんて、俺は嬉しいぞ!」


これから地獄を見るとは知らずに当真は弟の善意を大いに喜び、最大の標的である千恵でさえ喜んでいる。

その二人の反応に昴は事が余りにも上手く運んでいることに笑いが止まらなかった。

笑みを浮かべている昴を見れば、ただ祝いの笑みを浮かべているようにしか見えない。


「兄さんに褒められるなんて・・・僕は凄く嬉しいよ!さぁ、祝いの・・・」


兄の気持ちに答えて鞄からタオルで包んだ包丁を取り出した。

無論、当真から見れば何かのプレゼントだと思うだろう。

包丁に巻かれていたタオルが外されると、現れた刃を見て少し驚いたが、ケーキか肉を切る物だと思った。


「おい、ケーキは・・・?」


「ケーキだって・・・?それは、兄さん達二人だ!!」


コンクリートの床を蹴って二人に一気に近付き、千恵の両膝を切り裂いた。

血管を切り裂いたのか、血が凄まじいほど噴き出し、昴の身体を血で赤く染めた。

この光景を見ていた当真は余りの出来事に身体が動かなかった。

次に昴は当真が動かない内に両脚を斬り、動かないようにする。


「な、なんでこんな事を・・・!?」


両脚を斬られて当真は昴に何故こんな事をするのかを聞く。


「なんでかって・・・?それはこっちの台詞だよ・・・どうして兄さんは僕も気持ちを踏みにじるんだい?」


「はっ・・・!?い、言ってる意味が分からないぞ・・・!?」


弟の言った事が全く分からない当真。

両膝を斬られて痛みに悶え苦しむ千恵に手を差し伸べようとするが、昴に止められた。


「駄目だよ兄さん。僕を無視して泥棒猫の場所へ向かっちゃ・・・」


「駄目って、何言ってんだよ!あのままだと死んじまうじゃねぇか!!」


愛すべき恋人を助けねばならない。

そうした信念が両脚から伝わる激痛を消し、千恵の元へ手を伸ばそうとしたが、右手を思いっ切り包丁で突き刺された。

刃は右手を貫通し、床に突き刺さり、昴の顔に当麻の血が付く。


「グワァァァァァ・・・!や、止めろ・・・!こんな事をしても、誰も喜ばないぞ・・・!それに、お前の為にもならない・・・直ぐに止めて、救急車を呼んで、千恵を助けるんだ・・・!」


「兄さん、なんで兄さんは僕を放っておいて、その泥棒猫を心配するんだい・・・?あいつは処女でもないし、兄さんを都合の良い金ずるとしか思ってないんだぜ?どうして自分の身を心配しないであいつの事を・・・!」


これが当真が聞いた弟からの最後の言葉だった。


「あいつが悪いんだ!あの泥棒猫が悪いんだ!どうして!僕より!何で!あのアパズレを選ぶんだ!!」


我を失った昴は当真を何度も滅多刺しにする。

力に身を任せ、包丁が刃こぼれしても、例え当真がもう息すらしていなくても何度も刺した。


「ハァ、ハァ、ハァ・・・兄さん・・・綺麗に浄化したよ・・・」


既に生命活動を停止し、死んだ当真の身体に抱き付きながら昴は息を整えた後、その言葉を口にする。

大量に出血して肌から生気が失せ始めていた千恵は両膝を斬られて動けなかった為、狂気に満ちた昴に失禁しながら怯えることしか出来なかった。


その後、千恵を殺害し、自信も命を絶ったと言う・・・


人気のない廃工場跡地であったが、この一部始終を見ている人物が居た。

壁から小柄な少女が飛び出し、コンクリートの床に倒れ込む三つの死体を眺めた。

その少女の容姿は現実味が無いほど可愛らしく、肌も雪のように白かった。

髪は鮮やかなブロンドであり、瞳の色はスカイブルーであったが、体型の方は小学生だ。

三つの死体を見ながら口を動かした。


「怖いね・・・愛する気持ちって・・・思う余りこうなっちゃうなんて・・・愛って、一歩間違えれば怖いよね?」


何処かに視線を向けながら少女はそう告げた。

さぁ、これは婦女子に向けての俺からのファンサービスだ!!


ゼツボー的に訳が分からない展開だぜ!!

最後の方に作者の使い回しキャラであるルリを投入・・・


これ、マジで大丈夫かな・・・

しかも募集期限が切れてるし・・・


さぁ、復讐者の世界周りか、ガルパンのクロス物を書こう・・・

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