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果たして君は、そんなに“崇高な生き方”が出来ているのか?

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

誰かが燃える度に思うんですよ。


叩いてる人は、それ以上の生き方しているの?って。

私は出来てません。

どんなに気を付けても、暴言を吐かなかった年というのはなかったと思います。

芸能人とか名の知れた人達が“不謹慎”な行いをして炎上する。という事が近年専ら多くなってきている訳だが、これにガソリン入れる輩に対して常々思う事がある。

じゃあ君達はそんなに潔癖で崇高な生き方をしているのか? と。


隣人が黙ってスマホを弄っている。何しているのか聞いてみると、炎上記事に着いての事。

なんでも、カウンセラーに優しくしてもらって、好きになった。私の担当から外れたら相手にされなくなった。新しい女と仲良くしている。あの女が憎い。というものだった。

「女性の軽蔑出来るところを書いてと言われたら、これも当てはまるかもね」

「君だって似たようなものだろうに」

「分かってるよ。だからその人の事を過度に中傷するつもりは毛頭ないね」

彼女はそう言って、ニヒルに笑う。弁えているだけ、まだマシな部類なのかも知れない。


芸能人というのは、一般人に比べて遥かに人目を浴びる。だから別に暴露しなくても良い事でも話さなくてはならない。不快感を与える物言いを控えなくてはならない。その矛盾した行動は、何時しかボロが出て、時折物凄い炎上する。

「芸能人がこんなメンヘラ晒したら、すぐにでも炎上するんだろうね」

「色んなところから銃口を向けられる。そして着いた日にガソリンを入れられる。君がとやかく言わなくても、それはその通り」

ぶっちゃけ誰が結婚、離婚しようともその人の勝手。誰を好こうが嫌おうがその人の勝手。誰かに暴力振るおうが、暴言吐こうが自分には関係がない。

けれども世の中、其れに対してとやかく言う輩はやはりそれなりに多い。自分が気に入らないから。というのが主な行動原理であろうが、それ以前に思うのは。

「君達は果たして、相手を叩ける程に、崇高な生き方をしているのか?」

「え、してる訳ないじゃん。ただムカついたから叩いてる。根底探ればそんなもんだよ」

彼女はただ冷たくそう言い放った。そこの目に慈悲はなく、ただ冷徹な現実があるだけだった。

「まぁ、ムカつくけどね。優しい人が傷つくこの世界は。優しい人は皆救われて欲しいよ。

……でもこの世界に完璧な人間なんてない。人生に一度として『死ね』も『殺す』も言わない、思わない人がいたら見てみたい。

気に入らない人間がいたら、言わなくても思う事はあるんじゃない?

皆、自分を棚に上げて、人を叩くよね。それ、普通に不愉快かな」

何時も炎上する度に思うんですよ。

叩いている人は『本当に指摘できる程、出来た行いをしているのか?』と。


これは私の勝手な意見なのですが、暴言を吐かない、思わない人間はいないと思うんですよ。

鬱憤溜まれば、嫌いな相手(善性、悪性問わず)見たら、必ず何かしら暴言は吐いてると思います。


でもそれを棚に上げて『まじ不謹慎』と言って笑うのは、私の中では引っ掛かりを覚えるんです。


じゃあ貴方は生まれてから一度も『死ね』も『殺す』も言ったことないの?

一度はあるんじゃない? 特に子供時代って、残酷だからケラケラ笑いながらそう言うでしょう?って。


大人になってから言ってないと言われても、地雷級の不幸に襲われた時、絶叫するように『死ね!!』と叫んだ人を見たことがあります。

それぐらい、人間って脆いんですよ。


今どきのメディアは完璧を求め過ぎてる気がします。

その癖、全てを明かして欲しい。という欲望が強すぎる気がします。

全てが綺麗な人間なんていないのに、無理やり全てを暴いたら、汚い所が出るのは明白なんですよ。

だから許せなくても、静観していようよ。とは思います。


勝手に暴いて、勝手に失望するのは、相手が悪いのではなく、暴いたその人が悪いと思うだけど、如何?

そんな気持ちになります。

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