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プロローグ

眩しいほどの青空の下、(ゆい)は振り向いた。

「いくな!なんで!!」

俺は手を伸ばす。

だが、心のどこかで、これが決定事項なのだとわかっている。

だから、本当に彼女をつかんで連れ戻すことができない。

これが俺だ。

できるのは、なぜ?と答えを求めることだけ。

他の多くの者たちが唯にそうであるように。

俺も、彼らと何ら変わりはない。

だから、唯も、彼らに対するのと同じように、微笑みを俺に向ける。

「・・から。」

「え?」

力なく聞き返した俺に、唯は答える。

「あなたの未来に、私はいないから。」

「・・どういうことだよっ?」

唯は微笑みを崩すことなく何か言う。

記憶がそこで急に曖昧になる。

残っていたのは、救いようのない、喪失感だけだ。


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