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雷鳴  作者: しちこ
プロローグ
1/3

さよならを言う前に



天才は高校を中退するし

天才は孤独だし


そして

天才は若くして命を落とす




才能と引き換えに、寿命が短いのかな





そんなことをつぶやいた昼過ぎ。

遠くで雷鳴が聞こえる。


近づく嵐の気配。



あの人は心底あきれたように噴き出した。



俺も天才だから、早く死んでやるよ。



この世の終わりみたいに曖昧な色をしたこの部屋で

雨音を聞きながら、私たちは笑った。



ねぇ、


あの時にはもう、決まっていたのかな。





誰も知らない。

知っているのは、あなただけ。










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