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〈七話〉日本に射す影と光

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 政府は資源確保のため日本全土で大規模な資源調査と開発計画を実施した。その中には新たに出現した島もあった。島の出現に関して政府は「これら新島は確証できないが、土壌を調べる限り()()()()()()()()()(・ )としか説明できない。一夜にして火山などで巨大化したのではない」そう発表した。


 同時にこれまで領土問題で開発出来なかった尖閣諸島や北方領土もまた入っていた。国連が六十年代に尖閣諸島で行った資源調査で「尖閣諸島には一千億バレルの石油がある」した。途端に中国と台湾はこれに反応し自国領だと主張し始めた。


 そして三十年後、九十年代の終わりに日本が資源調査を行うと実際の埋蔵量は三二億バレルしかなく鯖読むのもいいところだ。だがそれでも日本からすれば絶対に欲しいことには変わりない。これまで中・台が存在していたがため開発ができなかったが今は自由にできる。加えてかぶせる形で対馬と同等の島へと変貌し、海底から隆起して形成されたようで油田が地表近くにあることが判明した。


 尖閣諸島だけではなく、東京の飛び地で硫黄島に近くにある沖ノ鳥(おきのとり)島も大きく変わった。これまで政府は沖ノ鳥島は“サンゴ礁からなる島”として来た。だが実際はただの岩礁で、例に漏れず沖ノ鳥島は昔から中国と韓国から異議が唱えられて来た。


 日本としてはなくした場合は広大な排他的経済水域(EEZ)を失う。しかし尖閣諸島と同様に名実ともに島と化しその大きさは尖閣諸島の比ではない。台湾より一回り大きく面積が何と四〇〇〇〇㎢以上あるだけではなく、起伏がない上にとても肥沃な土壌ということが分かっている。赤道近くにあるという事もあり、巨大農業地としての開拓計画が持ち上がった。


 北方領土の方では、国後(くなしり)の周辺海域に五億バレル相当の海底油田と天然ガス田が発見された。さらには国後と択捉島に小さいながらも纏まった量の鉱物資源も発見されている。


 この二島にある無人化したロシア軍基地には武器や兵器があったが、その場で爆破処分されるか北海道や本州に運ばれてれた。沖縄同様に過激派がロシア軍兵器を奪取して蜂起されては困るからだ。



 だが資源開発というのは最短でも一年以上かかる、故に日本は一年間は経済がどん底の状態で奮闘しなければいけなかった。


小修正 9/29 11/23 12/3 12/30 3/14

中修正 2/19 2/26

大修整 1/25 2/13 4/30 5/23


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