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〈二四話〉外神興子(二)

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 この論文に情報庁は注目し、現在起こっている状況が論文に書かれているのと酷使していると判断した。情報庁は作成者である興子と接触してある依頼をした。その依頼とは()()()()()()()()()()()()()()()()? というものだった。

 

 この依頼を興子は二つ返事で引き受けた。興子には高度な一番高いセキュリティークリアランスと、全ての政府機関に立ち入りることも命令することも可能な権限が与えられた。過去にこれ程までの権限が一人に、それこそ民間人に与えられたことなどない。


 調査期間は一二時間という短い時間で興子はいとも簡単に現状起こっている異常事態の原因を割り出した。行った調査はいくつかの「間違い探し」だった。もし別の宇宙にある地球にいるのならば元の地球と必ず違う点もしくは変化があるはずだ、と興子は考えたのだ。


 気象や海水、空気中の成分などのデータを昨日のデータと比べた。問題ないのならわずかな変化が結果として出るはずだが現実には違った。まず気象データからして大きく変動していたのだ。空気中の成分では温室効果ガス(二酸化炭素)の数値の減少。


 地球温暖化により北極の氷が溶け、海水が上昇して今ある陸地が水没するというものがある。これは遠く先の話ではなく、事実として百年以内にはいくつもの海沿い都市や国が水没する。その問題である海面水位が常識ではありえない程に降下したのだ。


 政府や国民が他国と連絡が取れずに混乱している中、JAXAといった宇宙に目を向けている人間たちは別な所で驚愕していた。衛星との交信が途絶えたのもそうだが、とっくの昔に死滅した惑星が当然のように存在し、逆に昨日まであったはずの惑星が死滅しているという現象が起こっていた。


 あまり知られていないが地球の衛星である月は、一年ごとに三センチずつ地球から遠ざかっている。その月が環境同様に五パーセントも地球に近づいていた。






小修正 1/18

中修正 11/22 11/23 11/29 3/5

大修整 5/1

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