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どこを見て

作者: これろい糖

もしもわたしが、

前を見て歩いていなければ、

今すれ違った彼の姿を、

よけることは出来なかっただろう。


もしもわたしが、

上を見て歩いていなければ、

今日の空がいやに青いことに、

気づくことはなかっただろう。


もしもわたしが、

横を見て歩いていなければ、

となりに歩く彼女が静かに、

微笑むことを知らなかっただろう。


もしもわたしが、

下を見て歩いていなければ、

足元をあるくちいさな虫に、

手を伸ばすことはなかっただろう。


もしもわたしが、

足を踏み出す前に、

後ろを振り返っていなければ、

貴方がそっと手を振っているそこへ、

手を振り返すことはなかっただろう。


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― 新着の感想 ―
[一言] どちらを向いても新しい発見がある。しかし、意識しなければどこに目を向けても何も見つからない。ふと、そのように思いました。
2018/05/02 20:49 退会済み
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