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プロローグ

 

「……しゅうご。。どうして、助けてくれなかったの?……私をいつまでと守ってくれるって言ったのに……!」


 その言葉を最後に少女は深い闇の中に呑まれていった。


「……ッ!クソ!またあの夢か」


 俺は大量にかいた汗を拭いながら時計を見る。時刻は7時30分。


 ------------------------------------------------------------------------------------------



「おはよーっ!守護しゅうご


 今の時刻は…

 ん?誰だ。気持ちよく寝ていたのに。。


(なんだ詩織か、、、おやすみ)


「こらーっ!無視するなぁーっ」詩織はそう言うと丸めたノートを俺の頭に叩きつけた。


「っ痛て!なんだよ!人が気持ちよく寝てたっていうのに……」


 俺は頭を摩りながら起き上がる。


「アンタ今何時だと思ってるのよ!」


 全く。朝からテンションが高いな。。何時ってそりゃ7時30分だろうに。。


「まだ、7時30分だろ。後10分は寝れる!!って事でおやすみ」


「はぁ!?ちゃんと時計見なさいよっ!ほら見なさい!今の時間をー!」


 だから、さっき確認したって言ってるだろ、、

 あれ?おかしいな短い針が8をさしているんだが、、


「って!おいっ!8時5分て遅刻じゃねぇかよ!!なんではやく起こしてくれないんだよ!」


「だから、さっきから何度も起きろって言ってるでしょうがぁぁ!!」


バチン!!


 ――――――――――――――――――――――――――――――


 俺は赤く腫れた左の頬を摩りながら学校への通学路を歩いていく。

 詩織め、何もビンタを3回もしなくてもいいだろうに。。ブツブツと俺は文句を横に居る詩織に聞かれないように呟く。


「守護がちゃんと1回で起きないのが悪いのよ」


聞こえていたのか、それともたまたまタイミングが重なったのか詩織がそう口にする


「へいへい。申し訳ありませんでした」


 不貞腐れながら答えていると


「そんな態度を私にとるって事はまたビンタされたいって事でいいのよね。。?」


 何か嫌な予感を覚えつつ横を見るとそこには般若になった詩織がいた。

よし、走ろう。俺は横にいる般若から逃げる為にもそう決意する。そして、走り出そうとし、、


「何処に行くつもり、なのかな守護??」


 どうやら俺の頬はまた赤くなる運命のようだ。


 バチンッ!










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