第六章9 【12月27日/初等部4年生活動中】9/パラレル・イフ
【アイネ・クライネ】との交流で、【デテメレメテデ】は、【パラレル・イフ】という【超常現象】を生み出した。
【パラレル・イフ】とは何か?
【パラレル】とは【平行】、
【イフ】とは【もしも】、
そして、【パラレル・イフ】とは1つの【物事】に対して、【複数の道】が指し示されると言う事を意味している。
近い表現は【芳一】が【フィクション・レジェンド】という作品を通して、ラスボスの第二本体【クスンタティーア・ルーミス】の異能、【矛盾の肯定】として描いている。
それはどういう事を意味しているのか?
具体的な例を挙げれば、【東京】に居る【芳一】が【北海道】と【九州】の【旅行】をどちらにするか迷っていたとする。
日程は、五泊六日で、【北海道】を回るコースと【九州】を回るコースで考えたが、スケジュール的にどちらか片方しか行けない。
これが、【矛盾の肯定】の場合、【北海道】に向かう【芳一】と【九州】に向かう【芳一】が出現し、片方しか不可能だったものが両方実現出来たりすると言うものである。
これに対して【パラレル・イフ】の場合は、【北海道】に向かう【芳一】と【九州】に向かう【芳一】の2つの現実が同時に進み、予定が終わって【東京】に戻る時、どちらか好きな【コース】を【現実化】させ、選ばなかった方の【コース】が【虚構化/無効(行かなかった事に)】させる事が出来ると言う【現象】である。
この場合、
【北海道行き】を【現実化】させ、【九州行き】を【虚構化】させる選択と、
【九州行き】を【現実化】させ、【北海道行き】を【虚構化】させる選択のどちらか片方を選べると言うことになる。
もちろん、【二択】だけでなく、【三択】でも【四択】でも【百択】でも可能である。
また、楽しかった方を選択させるだけでなく、攻撃用として辛かった方を選択させる事も可能である。
【現時点】においては、【デテメレメテデ】のみが使える【力】だが、【彼女?】が許可すれば、【取得】する事が可能となる、【超絶能力】として生み出されたのだった。
これは【たくさん失敗してみたい】と思った【デテメレメテデ】が生み出した【超絶現象】でもある。
【デテメレメテデ】は取得者第一号として、【アイネ・クライネ】にこの【アビリティー(能力)】を授けたのだった。
絶対的な強大過ぎる力だが、【アイネ・クライネ】の様な純真な娘であれば、これを悪事には使わない。
また、彼女の住む【ピュア・ドリーマーズ・ディメンション】では悪意に使う事は許されない。
こういう強大な力とは純粋な存在のみ使用権利が与えられる。
人間の様な欲にまみれた存在は手にする権利の無い異能である。
よって、世に出る可能性の極めて低い力、現象ではあるが、一応、紹介させていただいた次第だ。
・・・いや、それは間違いか・・・
どうやら、それを手にした者が居たようだ・・・
その2人目の継承者は、【UMA/UNIDENTIFIED MYSTERIOUS ANIMAL(謎の未確認動物)/幻獣?】を化身として顕現させる【7体目の御神体】と【札】を化身として顕現させる【7体目の怨魔体】と契約した【24作の奇跡物/奇跡を引き起こして出来た物】と【13作のスーパーオーバーテクノロジー/現代科学を超える技術(極超巨大ロボットやウルトラアブソルートコンピューターなどの開発)】を作った【銀髪の少女/フェアリア】の作り出した【超造人間】名前が変わると姿が変わる存在で現在、【ヴィナフェリア・エクセリア・トゥルーヴェリティ】。
【ヴィナフェリア】は複数の人生を同時に体験出来る【異能/パラレル・イフ】の力を顕現させて使用できる様にした。