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第六章77 【1月3日/初等部4年生活動中】7/【内田 愛幸(うちだ あせち)】の準備7

 【内田 愛幸】は【疑似運命(ぎじうんめい)三女魔神(さんめまじん)】の【霞呼(かこ)(過去)】、【依真(いま)(現在)】、【美蕾(みらい)(未来)】と自分が新たにやった事の確認をする自慢をしている。

 1つ目として、【イマジ(IMAGI)ネーション(NATION)バタフライ(BUTTERFLY)】を幼虫から蛹にしたと復唱させ、2つ目として【超品鑑定士(ちょうひんかんていし)】の【技能基準】がまとまった、3つ目として【獰猛(どうもう)浮遊金魚(ふゆうきんぎょ)】を生み出した、4つ目として【不可思議(ふかしぎ)無垢悪戯(むくいたずら)架空創作病(かくうそうさくやまい)自由絵日記帳(じゆうえにっきちょう)】/【不思議病気(ふしぎびょうき)落書き帳(らくがきちょう)】を紹介して【三女魔神】に渡したのだった。

 【不可思議無垢悪戯架空創作病自由絵日記帳】/【不思議病気落書き帳】とは純粋無垢な子供が想像で作った【架空の病気】を【絵日記帳】/【落書き帳】に登場させた対象者に対して付与させる力を持った【恐怖のアイテム】である。

 救いがあるとすれば、これは無邪気な子供が考える【悪戯の病気】であるので大したレベルの病気にはなりにくいと言う事と【絵日記】なので効果は1日で切れると言う事である。

 だが、恐ろしいアイテムなのは変わらない。 

 そんな危険なおもちゃを【内田 愛幸】は幼子に与えて楽しんでいる。

 そして、さらに5つ目の話をし出した。

 こうやって、【内田 愛幸】はしばらく同じ様に自分がやった行動を【三女魔神】に復唱させる事を繰り返していたが、きりがないので、この5つ目を最後とさせてもらう。

 【内田 愛幸】は、

『じゃあ、よい子のみんなぁ~、5つ目行くよぉ~。

 5つ目はねぇ~、よい子のみんなにもわかりやすい様に【ぴったりおばけ】って名前にしようかな?

 はい、じゃあ、復唱、繰り返してねぇ~』

 と言った。

 【三女魔神】達の反応は以下同文なのだが、一応、表現すると、

『おもしろいねぇ~それっ、【ぴったりおばけ】』

『おもしろいねぇ~それっ、【ぴったりおばけ】』

『おもしろいねぇ~それっ、【ぴったりおばけ】』

 と聞き、

『ねーねーねー【ぴったりおばけ】ってなぁに?』

『ねーねーねー【ぴったりおばけ】ってなぁに?』

『ねーねーねー【ぴったりおばけ】ってなぁに?』

 と聞いてきた。

 同じように【内田 愛幸】が説明する。

 彼の話を要約すると、【個人用のオバケ】である。

 誰か取り憑くターゲットを決めてそれにくっつけるとそのターゲット以外、誰にも視認する事も触れる事も出来ないため、ターゲット自身でその【オバケ】を何とかする必要があると言う【力】である。

 この【ぴったりオバケ】と言うのは特定の【オバケ】の事を指すのではなく、【ぴったりオバケ化】させる事で使う。

 例えば、【ライオン】などに【ぴったりオバケ化】するとその【ライオン】が、ターゲットだけに見えたり触れたり出来るだけで他の誰にも見ることも触ることも出来ないため、ターゲットを第三者が助ける事が出来ない。

 そう言う危険な【能力】となる。

 もちろん、【ぴったりオバケ化】させるのは【ライオン】でなくてもかまわない。

 【異世界】の【生物】などを捕まえて来て、【ぴったりオバケ化】させるとターゲット本人にも対処法が解らないより危険な状態を作り出せると言うものである。

 この様に【内田 愛幸】は、自分の危険思想を【三女魔神】にひけらかして遊んでいた。


 以上が、【芳一】が作業に集中している間のお正月三が日に起きた出来事となる。

 【芳一】も遊んでいる訳ではなく、この間も隠れて色々やっているのである事は付け加えておく。

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