第六章62 【1月1日/初等部4年生活動中】6/元旦での【天村 能活(あまむら よしかつ)】6
【能活】は、【先人が残した10大修行苦行】の1つ、【百姫救出行】を現在苦戦中ではあるが、66番目の【異世界】も【限定未来視】に続く2つ目の【ゾーン覚醒】した力、【理解盗作】を持って無事にクリアした。
【理解盗作】とは、他者の使う【異能】の【力】の【仕組み】を理解出来た時、【1回だけ限定】で相手のその【異能】を使う事が出来るという【異能】となる。
この【力】も【百姫救出行】の完全クリアする頃には、【10回分ストックを作って盗作/盗力する事が出来る力】へと進化する。
この物語を知る君達に勘違いをしないでいただきたいのだが、特別なのは【芳一】、【シェリア】、【フェアリア】だけでは無い。
確かに彼等の力は別格だが、それ以外の【選ばれし者】達も【チートクラス】の【異能】を得ていく事になるのである。
そうで無ければ、【覇王】を決める戦いに参加する資格は無いのである。
その事だけは断っておく。
話は戻るが、【理解盗作】を得て流れをつかんだ【能活】は66番目の【異世界】でも【姫君】をギリギリで助け出し、続けて、67番目、68番目と同じ様にクリアして行ったのである。
怒濤の快進撃が続く【能活】だったが、仲間にしようと思っている【姫君&使役する魔王】は最高難易度の10の【異世界】の10組である。
つまり、91番目から100番目までである。
それ以外の【ミッション】はそれに至るまでの途中経過、通り道という事になるのである。
だから、途中で止める訳にはいかない。
それは今まで憧れていた【芳一】を超えるため。
彼への【憧れ】は捨てた。
【選ばれし者】達の戦いが近い今、【芳一】に憧れていては彼等に追いつけないし、追い越せない。
それに、明日以降、新たに見た【限定未来視】により、【選ばれし者】達の戦いは今年の【2月29日】に始まるのが見える事になる。
なので、後、【力】を付けるには2カ月しか残されていないのである。
無茶でも何でも何が何でも極端なレベルアップを果たさなければ、【選ばれし者】達の戦いには生き残れない。
だから、彼は、全てを賭けて死にものぐるいで【修行】に全力を注ぐ。
待ったは無しだ。
もう、ひたすらがむしゃらに進むしかない。
彼は【限定未来視】で、【2月29日】の事を知る前に、何となくそうなる気がして覚悟を昨年から決めていた。
だからなりふり構わず、醜態をさらそうが何だろうが、命がけでクエストに挑んでいたのだった。
【能活】の挑戦は続く。
そこには優しいイケメンの面影はない。
修羅に生きる鬼の形相になっていた。
彼の修行はなおも続くのだった。




