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第六章57 【1月1日/初等部4年生活動中】1/元旦での【天村 能活(あまむら よしかつ)】1

 新年明けましておめでとうございます。

 年は明け、新年を迎えた。

 【芳一】は年末は他の人格に人と逢う事は任せ、創作活動などに力を入れており、

 (01)【まいなぁめじゃあ/キャラクター創作部編】、

 (02)【バースコードモンスター/表面】、

 (03)【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)/英雄視点】、

 (04)【キャラとも(キャラクター友達)/男子編】、

 (05)【土いじり遊戯/双子主人公編】、

 (06)【まいなぁめじゃあ/創作依頼部編】、

 (07)【バースコードモンスター/裏面】、

 (08)【ドロワー・サーガ(引き出し英雄物語)/魔王視点】、

 (09)【キャラとも(キャラクター友達)/女子編】、

 (10)【土いじり遊戯/カップル編】、

 の10作品を第1話まで完成させており、この10種類の物語の【異能】を顕現化出来る様になっていた。

 また、現在は、

 【君のための物語/冒険・ハーレム・SF編】、

 【君のための物語/旅・アマゾネス・ファンタジー編】、

 の作業に取りかかっており、1月3日までにこれも第1話が完成状態に持っていくつもりになっている。

 【芳一】は【選ばれし者】同士の戦いに向けて着実に準備を進めていると言う事である。

 バイトが休みであるこの時期は創作活動を進めるのに最も適している時期と言っても良い。

 年末に他の人格を分離して他の事をさせた様に、年始も人格を分離させて、番組を見るなど、手分けして出来る作業を同時進行で進めていたのだった。

 と言う訳で、【1月3日 水曜日】までは【芳一】は【創作活動】のため、完全休業となる。

 そう言う理由で、彼以外の動きを追っていき、彼の活動については【1月4日 木曜日】から改めて追う事にさせていただこうと思う。

 今回正月三が日で追うことになるのは男性3人となる。

 1人目(1月1日)が、【芳一】に憧れる【芳一】と同列と言われた高校生、【5周目】の【選ばれし者】/【天村(あまむら) 能活(よしかつ)】、

 2人目(1月2日)が、【芳一】に絶望を与えてもらって【選ばれし者】になる権利と【夢異世界部活学校】に通う権利を貰った【6周目】の【選ばれし者】/【我柔(わやわ) 稜翔(りょうしょう)】、

 3人目(1月3日)が、【芳一】を注目している【フィクサー】の1人であり【神魔】となった存在の【血と汗と涙の結晶体】である【5周目】のルーラー、【内田(うちだ) 愛幸(あせち)】、

 の3人に焦点を合わせよう。

 今日は【1月1日 月曜日】なので、【能活】だ。

 この物語では影が薄いが、【芳一】の兄、【唯野(ただの) 徳太(とくた)】の家に居候になっている【大門(だいもん) 隼人(はやと)】が憧れていてライバルになるのを望んでいる超天才であり、【芳一】が現在住んでいるマンションのオーナーである。

 (【芳一】は、【能活】も【選ばれし者】としてのライバルになる以上、いつかは出て行かなければならないと思っている様だがそれはまた別の話である)

 【能活】は、【地球上】に残る【先人が残した10大修行苦行】の1つ、【百姫(ひゃっき)救出行(きゅうしゅつぎょう)】と言う超修行を行っていた。

 これはどういうものか?

 これは文字通り、【攫われた100人のプリンセスを救出する苦行】だった。

 100の扉があり、それを1つずつ開けて【異世界】へと出向き、その【世界】で【魔王】に攫われている【姫君】を救出していくと言うものである。

 彼は日常生活や部活を【活動代理体】に任せ、ずっとこの【苦行】を続けていた。

 現在、彼は63番目の【扉の異世界】を攻略して戻ってきた。

 出迎えた【セバスチャン】こと【瀬羽(せば) 桃一郎(とういちろう)】51歳である。

 【セバスチャン】は、

「少しお休みください・・・もうボロボロではないですか?」

 と言った。

 【能活】は、

「・・・そ、そうは行かないよ・・・【芳一さん】との差を埋めるにはこれくらいはしておかないと全く釣り合わない。

 才能では負けているつもりは全然無いけど、経験値では現状の僕では全く話にならない。

 だから、僕は続ける。

 WBCでも僕が尊敬するメジャーリーガーが言っていた。

 【憧れるのを止めましょう】と。

 憧れているだけじゃ、【芳一さん】には勝てない。

 それは、【神宮姉妹】も同じ事を思っている。

 だから彼女達も、憧れるのを止めて彼の横に並び立つために、【先人が残した10大修行苦行】の1つ【暗黒無限(あんこくむげん)召喚武道会(しょうかんぶどうかい)】(対戦相手が一定の時間が経つとその度に増えて行くので対戦相手がゼロになるまで倒し続けなければならないと言う超苦行であり、難易度は1から10まで存在し、対戦相手のレベルの高さと対戦相手がゼロになるための回数をしめしている。彼女達はもちろんレベルマックスになるレベル10を挑戦していてレベルマックスの挑戦者が一定時間ごとに増えてくると言う武道会を10回繰り返すと言う試練を受けている)に挑戦中だと聞く。

 だから僕も負ける訳にはいかないのさ・・・くっ・・・」

 と言ってよろけた。

 【セバスチャン】は、

「焦るのはわかります。ですが、お体をこわされては元も子もありませんぞ」

 とあえて厳しい事を言った。

 【能活】は、

「すまない・・・じゃあ、少しだけ休む。

 10分経ったら起こしてくれ・・・」

 と言って寝息を立てたのだった。

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