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第六章49 【12月31日/初等部4年生活動中】B7/【シェリア】と過ごす大晦日7

 【シェリア】と【芳一/武賢(ぶけん)】&【リアライズ(REALIZE)イマジナリー(IMAGINARY)フレンド(FRIEND)/(現実化する空想上の友達)】である【唯野(ただの) 美撫(みな)】は彼女達の前に突然出現した【隠例外(おんれいがい)】の【時出(ときしゅつ)】の【くおん】と言う謎の少年から、【時出】と言う存在の悲しみをきかされている。

 【くおん】は、

『本来、僕は、【シェリアちゃん】の前にじゃなく、【祈清】と言う女性の前に現れるべきだったんだろうけどね。彼女とは知り合いじゃないのかい?』

 と聞いた。

 【シェリア】は、

『彼女とは訳あって袂を分かってる。だから今は逢えない』

 と少し悲しそうな表情になった。

 それを見て【芳一/武賢】は、

『ならば俺から伝えよう。今はその女と俺の別人格が逢っているはずだ。

 思念を飛ばせば、その別人格から【祈清】に伝えられるだろう』

 と言った。

 それを聞いて、【シェリア】は更に悲しそうな顔をした。

 【祈清】とは恋敵になると思っていたので、彼女も別人格と逢っていると思うとショックを隠せなかった。

 【くおん】は、【シェリア】の微妙な空気を感じ取り、鈍い【芳一/武賢】に対してちょっとムッとなると、

『良いよ。別に君に頼らなくても。

 どうやらその別人格とやらから僕に直接コンタクトがあった。

 (【芳一/虚無(きょむ)】)彼女は、どうやら、【時空をゆがめる力】がある様だ。

 凄いね。

 僕の言葉を今日の午前中に【祈清さん】に転送してくれるそうだ。

 だから、君には間違っても助けて欲しくないな』

 と言った。

 正確には、【祈清】と逢っているのはその【芳一/虚無(きょむ)】の方なのだが、彼女は女性人格なので良しとした。

 それよりも、無神経に彼女と逢っていると【シェリア】に自分の口で報告した【芳一/武賢】の方が許せないと思ったので協力を拒否した。

 それを【つじつま合わせの力】を持っている【芳一/虚無(きょむ)】が気付き、気を利かせて、伝言役の【芳一/武賢】を飛ばして、直接、【くおん】に働きかけ、彼女?が直接、午前中の【祈清】に伝えたと言うことである。

 そして、【祈清】に伝えたかった事は、彼女の定義の中に【時出】を含む、【隠例外(おんれいがい)】を加えて貰うという事である。

 【身を隠す存在】にとって、人に認知されると言うことは自分の存在を脅かす意味も込められているが、同時に名前を覚えていて貰いたいと言う矛盾した気持ちも孕んでいるのである。

 【くおん】は、

『悪いけど、君達、席を外してもらえるかな?

 こっちは少ない寿命をつかって彼女に会いに来て居るんだ。

 最後くらい話をさせてもらって欲しいんだけど・・・』

 と言った。

 【芳一/武賢】は、

『認められる訳がないだろう』

 と言ったが、【シェリア】は、

『大丈夫・・・2人で話をさせて・・・』

 と言ったので渋々認めた。

 そして、【シェリア】と【くおん】が残った30数分を2人きりで話をした。

 【くおん】が消えた後、【芳一/武賢】が、

『何を話したんだ?』

 と聞くと、【シェリア】は、

『内緒・・・恋バナだよ・・・朴念仁を振り向かせるにはどうしたら良いのかって相談しただけ・・・』

 と言った。

 【芳一/武賢】は、

『そうか、それは大変だな』

 と言った。

 【シェリア】は、

【そうだね、本人がかなり鈍いからね】

 と皮肉を込めたのだった。

 その後は【シェリア】と【芳一/武賢】&【美撫】のプライベートタイムである。

 いつまでも覗くのは無粋である。

 彼女達のウォッチングはここまでにさせていただこうと思う。

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