第六章30 【12月30日/初等部4年生活動中】2/【芳一】の【活動代理体】での運用実験
また、【12月30日】もだが、【ゲーム制作部】では、
【12月29日】から【12月31日】までの【年末年忘れ祭り】、
【1月1日】から【1月3日】までの【年始初夢祭り】、
の2つのお祭りが開催されている。
だが、【芳一】達は参加していないで欠席している。
それは【選ばれし者】として、世の中での生活や【夢異世界部活学校】での【部活動】を自分を投影した【活動代理体】と言う【選ばれし者】の能力の一部をコピーした【生体アイテム】を使い【部活】をしてもらう事が可能となっているため、実戦に向けて、この2つのお祭りにそれぞれ参加させようとしているのである。
この実験結果次第で、【芳一】達は現実世界を離れている間、【活動代理体】が【芳一】達の代わりに活動出来るかどうか臨床実験をしているのである。
その間、【芳一】は、夜眠っても【都立夢異世界部活学校】の【ゲーム制作部】で活動するのでは無く、別の【夢】を見て休んでいると言う事になる。
【化果体】の顕現が近づき、【選ばれし者】同士の戦いも早まってしまう可能性がある今、これはやらなくてはならない事の1つである。
【芳一】だけで無く、【選ばれし者】は全員、この【活動代理体】を試す時期に来ていた。
と言う訳で、【芳一】の代わりに【ゲーム制作部】で活動している【芳一】の【活動代理体】の行動を少し追ってみよう。
【芳一】の【活動代理体】は【芳一】が予めプログラミングした事に基づいて、昨日から【年末年忘れ祭り】に参加している。
この【イベント】の特徴は、【外部】の【部員】を誘ってもかまわないのだが、基本的には【忘年会】の様なものであり、【部員同士】がこの年の締めくくりのために飲み食いするものとなっている。
それで、【ゲーム制作部初等部4年生】の恒例行事として、現実世界の【お薦めゲーム】を紹介すると言うものがあり、三日間をかけて、1人ずつじっくりプレゼンをする事になっている。
【芳一】のプレゼン日は今日であり、【活動代理体】に代わりにプレゼンしてもらう事になっていた。
【芳一】の【活動代理体】に【芳一】がプレゼンさせる【ゲーム】は、【芳一】が元々ちっちゃいことを理由にお城の舞踏会に連れて行ってもらえなかった主人公が成長して不思議な妖精のお姫様と仲良くなって招待されるまでを描いた【童話ゲーム】/【ちいちいぱっぱ(ちいちゃい子のちいちゃなぱっとしたパーティー)】を作っていたと言う縁で、同じ【童話】をモチーフにしたインディーズゲーム/【童話イズムコレクション】と言うパーティーゲームを紹介しようとしていた。
これは【様々な童話】を部分的にチョイスしてゲームにしている作品で、例えば、【三匹のコブタ】だったら、【プレイヤー】は3匹の【豚】になり、狼から身を守るために、様々なバリケードや家などを造って逃げていくと言うゲームになっているし、【さるかに合戦】だったら、【猿】を罠にはめるために【トラップ】を作っていくと言う感じのゲームとして展開されている。
難しい事は何も無く、ただ単純に童話の世界の一部を体験するゲームとなっていて、レトロゲームにも通じる部分を多く持つゲームとなっている。
これを紹介して行くという事を【活動代理体】にやらせているのである。
ちなみに、【1月1日】から【1月3日】までの【年始初夢祭り】の方は、【夢の中】で【夢】を見る【夢中夢】を使って【夢の中の夢の中でのゲーム大会】をするというイベントである。
【夢中夢】を見れる【ゲームシステム】を使ってプレイヤー同士共通の【夢中夢】を見て、遊ぶ大会となっている。
建前上、【夢中夢】の【初夢】と言うことになっているので【1月1日】が望ましいが、【1月2日】でも【1月3日】でもかまわないとしている。
とにかく、無礼講で【夢中夢】の中で色々楽しもうと言うイベントなので、【芳一】の【活動代理体】にもそれを楽しむ様に指示を出している。




