第六章19 【12月28日/初等部4年生活動中】5/選択されていない無効化される歴史5
さぁ、茶番劇を続けよう。
【女】改め【中野 千尋】と言う正体不明の【秘書】の説得を受けて、【芳一】はこの茶番劇とも言えるかも知れない幻の一日を楽しむ事にした。
【芳一】は、
「じゃあ、オーディションを始めようか。
オーケイ、【千尋さん】、説明よろしく」
と言った。
【千尋】は、
『はい、【プロデューサー】。
オーディションの説明をさせていただきます。
本来ならば、歌唱力なども見る所なのですが、今日一日限定という事で、今回はその項目などは除外します。
必要なのは【見た目】や【仕草】、【コミュ力】、【バラエティー力】、【特技】、【趣味】などですかね?
とりあえず、今日、一緒に居て楽しいと思える人材を選んでください。
人材と言いましたが、貴方が望むなら人間以外も連れてくる事は可能です。
その前にどういった【アイドルグループ】を作りたいか、人数などはどうするか?
それを決めて下さい。
それにそった人材をオーディションで選びましょう』
と説明した。
「なるほどな。確かにそうだな。
あんまり多く居ても今日一日だけって事ならあんまり絡めないだろうし、適度な人数を決めなきゃならないな。
うーん、これは創作活動に似ているなぁ。
無効になってしまうのがもったいないなぁ」
『貴方が望めば、こちらを有効にすることは可能ですが、こちらを有効にしてしまうと本来の歴史は無効になりますが?』
「あ、それはそれで嫌だなぁ・・・」
『これは無礼講な歴史で、無効になるものと割り切っていただければ、それで良いのではありませんか?
無効になるけど、楽しめればそれで万事オッケーという事で行きませんか?』
「そうだね。どうせ、無くなるなら好きにやっちゃおうか」
『そうです。そのためにこの機会を提供しているのですから』
「解った。じゃあ、まずは、【アイドル】の数だけど、本来なら最低でも7人くらいは欲しい気持ちはあるね。
だけど今日一日限定と言うことを考えると、7人だと絡めない子が出てくるかも知れない。
だったらもうちょっと人数を絞った方が現実的かな?
3人か、4人くらいが良いのかな?
それなら全員と絡む事が出来るかも知れないしね。
まぁ、コミュ障な子を選んじゃうと絡めないと言う事もあるだろうけどね」
『了解しました。では後ろに隠したので右手と左手のどちらか片方をお選び下さい。
指で3本と4本を指していますので』
「なるほど、じゃあ、右・・・いや、左にしておこうか」
『左ですね?ファイナルアンサー?』
「お、番組っぽくなってきたね。イエス。ファイナルアンサー」
『なら、3人ですね。3人お選び下さい。
どんなタイプの【アイドル】をご希望ですか?』
「3人組アイドルかぁ~、まぁ、少ない様な気もするけど、1日なら妥当な人数かな?
じゃあねぇ~、1人目のタイプはぁ~、どうしよっかなぁ~」
と【芳一】は普段のテンションと違うテンションになっていた。
どうせ消える歴史なら普段出来ないテンションで行動しようと決意を固めた様だ。
【芳一】は、
【1人目】としては【清楚系】、
【2人目】としては【セクシー系】、
【3人目】としては【不思議ちゃん系】、
を設定した。
これに対して、オーディションなどで色々とハプニングや水着審査などのムフフな展開もあったのだが、それをやっている時間がないので申し訳無いが割愛させていただく。
茶番劇はまだ少しだけ続くのだった。




