第六章12 【12月27日/初等部4年生活動中】12/他の部活日記1
続いて、少なくともここから当分、紹介出来ないだろうから、【夢異世界部活学校】の他の【部活】の【活動】を少し紹介しよう。
以前は、【都立夢異世界部活学校】の他の【部活】を紹介していたので、今回は【地方】の【部活】を少しだけ紹介したいと思う。
せっかくだから、【都立夢異世界部活学校】には無い【部活】を紹介しようと思う。
そこでまずは、【秋田県立夢異世界部活学校】にある【美部】を紹介しよう。
元々は【秋田美人】と言う言葉から【美人部】だった。
【秋田美人】と言えば、秋田県出身の美人を指す言葉だ。
【京美人】や【博多美人】とともに、【日本三大美人】と並び賞されている。
だが、ある時、新入部員として入った女性部員の
「これは女性差別よ」
というクレームで、【部】の名前を【改称】する事になった。
そこで、【美人部】から【人】を取って【美部】となった。
この部はそこから、元々の【ミスコン】などの【美人】を追う【活動】から、【美】そのものを追う【部活】に【活動内容】が変更になったという経緯がある。
【美】であると認定すれば、例え【粗大ゴミ】や【形の無いもの】でも追うことが出来る。
【部員】それぞれの【美】について日々、研究し、10日ごとに発表会が行われ、その度に【優秀賞】などが与えられ、優秀だと判断された者にはご褒美特典が付くと言う活動内容になっていて、ご褒美については【美部】で日々貯めた【ポイント】を使って他の【部活】からアイテムなどを購入するという活動方式をとっている。
この活動方式は【都立夢異世界部活学校】の【部活】には無い地方独自のシステムと言って良いだろう。
これについては我らが主人公、【唯野 芳一】は全く関与していない。
全く別の物語となる。
【夢異世界部活学校】は全国に47箇所存在し、当然、【芳一】が通っている【都立夢異世界部活学校】以外でも毎日新しい【ドラマ】が生まれているのである。
【都立夢異世界部活学校】には【都立夢異世界部活学校】の、
【地方の夢異世界部活学校】には【地方の夢異世界部活学校】の、
それぞれの【夢異世界部活学校】で決められたルールというものが存在する。
【夢異世界部活学校】の【部活】とはこういうものであると言う事は無く、それぞれの【夢異世界部活学校】で決められた【コミュニティー】ごとの独自のルールが存在するという事である。
【日本】の文化と同じ様に、【夢異世界部活学校】は【夢異世界部活学校】ごとに独自の文化が形成されていると言うことである。
また、新入部員が参加してくれば、それだけ新しいルールが持ち込まれると言うことも意味しているのである。
【夢異世界部活学校】の雰囲気を作っているのはあくまでもそこに参加している【部員】達である。
【部員】達しだいで、良くも悪くもなると言うことである。