第六章11 【12月27日/初等部4年生活動中】11/芳一のゲーム制作部の活動
色んな事があってしばらく表現していなかったが、【芳一】は現在、【ゲーム制作部初等部4年生】でずっとゲームを作り続けている。
現時点において、彼は40種類以上のゲームを作り、他の部員からは良い意味(部長や【芳一】の元カノの【石川 真緒】)や悪い意味(他の部員)どん引きされている。
そこで、その中から新たに2、3種類ほど紹介させていただこう。
まずは、【折り紙カルタ】だ。
これは【文字バージョン】と【イラストマークバージョン】の2種類が作られたが、どちらもルールは同じ様なものなので【文字バージョン】を説明しよう。
ルールとしては読み上げる人が、1つの【単語】を読み上げる。
例えば、【猫】と読み上げたら、プレイヤーはたくさんあるばらまかれた【折り紙】を折って、そこに隠された【文字】を見つけるのだ。
【折り紙】は、【赤】なら【鶴】、【青】なら【騙し船】、【黄色】なら【オルガン】、【緑】なら【飛行機】などと言った様に、折っていくと完成形には【文字】が出る。
それで、【ね】と【こ】を見つけると【猫】が完成すると言う感じになるのだ。
カルタの様に早く取ると言うよりは早く折って、隠れた【文字】を見つける事で取った事になるという新感覚【ゲーム】となる。
それがまず1つ。
2つ目は、【ブックチェイス】と言う新ゲームとなる。
これは、本の形をしたものを各プレイヤーに渡してプレイするゲームとなる。
渡された【本】には【本】ごとにバラバラに、色んな文字やイラストやマーク、ロゴなどが描かれている。
それを【ゲームマスター】が、自分が、持っている【本】の中から特定の物を指して、
【チェイススタート】と言う。
それを合図に、プレイヤー達は自分の【本】の中から、【ゲームマスター】が指定したものと同じものを探して、一番早く見つけた人が、得点、もしくは次の【ゲームマスター】になるというゲームである。
もちろん、一番早く見つけた人だけでなく、二番目以降に見つけた人にも得点を与えても良いし、【ゲームマスター】になれた回数を競うゲームとしても良いと言うものである。
これで2つ。
3つ目は、【具材トランプ】である。
使うのは【鍋】の【具材】が描かれた【カード】で、【トランプ】などに貼り付けて使う事が出来る。
これは、シャッフルして、配り、【ババ抜き】の要領で、【カード】を取っていくゲームである。
ただし、【ババ抜き】と違うのは隣のプレイヤーから1枚取ったら1枚、その隣のプレイヤーに1枚取って貰うため、2枚取ったら2枚、3枚取ったら3枚という様に等価交換となっていると言う事である。
最初に取る方が枚数を決める権利があり、それを順番に隣り合わせのプレイヤー同士ぐるっとやっていくと言うものである。
特徴としては、【カード】を交換する【ターン数】を予め決めて起き、そのターン数が終了すると、【ゲーム】は終了となり、プレイヤーは手持ちの【カード】に描かれた【具材】を食べなければならないと言うものである。
闇鍋の要素もあり、【カード】の中には【鍋の具】としてはいかがなものか?と言う【具材】もある。
もちろん、【カードゲーム】としてだけでプレイする事も可能だが、実際に【カード】に描かれた【具材】を用意して、後で、プレイ後に食べる【具材】を【鍋】で調理して本当に食べなくてはならないとしても面白い。
そんな様な【新ゲーム】を他の部員が呆気にとられるくらいポンポンと【芳一】は生み出して居た。
やはり、彼は突出した才能があると言えるだろう。
以上、忘れがちな【芳一】の【部活動】の近況報告だった。
この勢いなら、1年間で100以上のゲームを作りかねないと言える活動内容だった。