第六章10 【12月27日/初等部4年生活動中】10/亡恐謎(ぼうきょうめい)と超謎赤子幼児学校(ちょうめいあかごようじがっこう)
【祈清】が定義した脅威となるもの。
【超越】及び【謎】に対する3定義、
【超越】している事を示す【超態至】、
【謎】めいている事を示す【謎歪虚】、
【超越】し【謎】めいている事を示す【超様謎】、
【出鱈目】に対する4定義、
【理に当てはまらない問題】/【不理問】、
【答えに迷い散る】/【答迷散】、
【解の無い完全体】/【無解完】、
【唯一無二の間違えた種類】/【唯類違】、
で表現されたがそれからもれるものも確かに存在する。
【出鱈目】に対する4定義はとりあえず、4定理にしているだけであり、実際はもっと多い可能性が考えられている。
また、【謎】に対しても、【謎歪虚】と【超様謎】に含めないものとして、【亡恐謎】と言うものも彼女は定義していた。
正確には【亡恐謎】は主に【謎歪虚】の一部と定義する事も出来るのだが、特定の条件を満たしていると言う事で補填的に再定義しているのだ。
その特定の条件とは、【悪霊】などの【亡霊】となっていると言う点である。
【謎】が【人】の【怨念】や【呪い】などと結びつき、不可思議な現象などを引き起こす【悪霊】などになる事を彼女の定義では【亡恐謎】と定義していた。
便宜的に考えたものだが、これはあるべき区別と言って良かった。
なぜならば、【超態至】や【謎歪虚】や【超様謎】は【造超想主】や【造謎想主】達の【発想/アイディア】と言う【加護】がついているものであるが、【亡恐謎】自体にそれは無い。
【謎】の【元素】の様なものが【人や獣などの怨念や呪い】などと結びついて出来るものであるから、【似て非なるもの】と言えるのである。
【祈清】自身はその違いを認識しているものでは無いが、確かに、【亡恐謎】は【謎歪虚】や【超様謎】と区別すべきものであると言える。
【謎歪虚】や【超様謎】と異なり、【人智を越える加護】がついている訳ではないが、【憎悪】などの影響を受けていると言うことは侮るべきものではないと言えるのである。
また、【不知】から表に出て、まだ何者にも発見されていない状態の【超態至】や【謎歪虚】、【超様謎】の状態を、
【超の幼体】や【謎の幼体】や【超謎の幼体】状態という。
その状態のものは、人間で言えば、【赤子】か【幼児】の様なものであるため、誰かに見つかるまで、【子供】や【赤ん坊】の様になって一箇所に集められて居るのである。
その集まる場所は人間で言う所の【学校】に当たり、【造超想主】や【造謎想主】の言うところの【超謎赤子幼児学校】と呼ばれている。
クラスは【13クラス】あるとされ、
(1)【超態至クラス】、
(2)【謎歪虚クラス】、
(3)【超様謎クラス】
が存在している。
残る10クラスは不明とされているが、それは【出鱈目】の入る余地であり、【祈清】の定義によれば、
【理に当てはまらない問題】/【不理問】、
【答えに迷い散る】/【答迷散】、
【解の無い完全体】/【無解完】、
【唯一無二の間違えた種類】/【唯類違】、
の4つが、最低でも入るのではないか?ということになる。
ただし、残る10クラスについては【造超想主】や【造謎想主】の意思で出来たのでは無く、【勝手に】出来たのである。
10クラスもとりあえずという形で出来たものに過ぎず、これがどう変化するかも解らないと言う状態になっている。
つまり、【造超想主】や【造謎想主】にも預かり知らぬ部分が、【超謎赤子幼児学校】にはあり、それが大部分を占めていると言うことである。
ひょっとしたら、【デテメレメテデ】辺りも通っているかも知れない。
なぜならば【デテメレメテデ】が大好きな様々な歌がそこらでは常に流れているからである。
まぁ、そこは開示されていないために確認する事は出来ない事ではあるが。
人智の及ばない部分はどこまでも深い。
人が知らないだけで、どこまでも隠された多くの事が眠っているのだ。
それを発見するかどうかは巡り合わせ次第。
と言う事になる。