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『女神は何も裁かない』という、まだ生まれていない世界の備忘録④

☆ 今回、書く予定の世界における、女神・魔王・封印の存在である魔導士について


 えーと。

 ナンだか、設定を語るついで?に今回の話のあらすじを語る方向へズレていったようですが、気を取り直して。

 設定について語ります(笑)。


 大元の設定として、この物語世界における『女神(あるいは、単に神)』と『魔王』は、同じ、と考えています。

 同じものの表と裏、の関係に近いかと。

 しかし『ネガティブ』の影響があまり大きいと世界の発展が進まない(世界の人々が悩んだり立ち止まったりする)ので、『表よりも弱い』状態に、ある意味強引に調整しているという雰囲気です。

 世界が取りあえず前向きっぽく、平穏無事に日常を送ろうと思えば、『ネガティブ』を抑えて『ポジティブ』に主導権を持たせるべき、だと。


 まあでも。

 それをずうっと続けていると歪みが出てきますから、『魔王が目覚めて暴れまくる』状態が数百年に一度くらい出てきます。

 地震、みたいなものですかね。


 さてさて。

 女神の欠片を抱いて生まれてくる『封印の魔導士』という存在は、ひとりの人間で例えるのなら、理性とか自制心、あるいは過度に世間体を気にする弱さ(笑 いやこれネガティブだろ…)だったりします。

 彼らは、眠る魔王が見ている夢……どこからともなく生まれる夢魔ナイトメアと呼ばれている魔物を殲滅する義務を、勇者と呼ばれる者と共に負っていますが、それ以外は自由が担保されています。

 逆に言えば、魔物退治がそれだけ大変、ということでもあります。

 魔物は、現実社会における天変地異に近い災害、という扱いです。

 魔導士であっても勇者であっても、簡単に『俺tueee』は無理。

(かわかみれいの作品ですからねえ、俺tueee設定はナイんですよねえw)


 また、魔導士には彼らしか自覚できない掟や、彼らの間の序列があります。

 基本、一桁のナンバー持ちとキリ番のナンバー持ちは偉い、という雰囲気ですけど、それ以外にも微妙な序列があります。

 その辺は、魔導士たちにしか知覚出来ません。



 ☆ 勇者とは何者か?


 『勇者』とは、剣技の高い潜在能力があり、かつ特別な魔法を使える潜在能力がある者を指します。

 通常、三~五十年毎に一人か二人、現れます。

 魔導士は魔物(夢魔)を力ずくで『殲滅』しますが、勇者による魔物退治は、最終的に魔物の『浄化』を行います。


 要は、取りあえずぶっ叩いて大人しくさせる(笑)のが魔導士の戦い方であり、ぶっ叩くだけじゃなく相手にある程度納得?してもらう感じで大人しくさせるのが、勇者の戦い方。

 ぶっ叩いて強引に大人しくさせるより、暴れちゃダメなんだーと相手に納得?させて大人しくさせる方が(…って、この言い方で正しいのか?)、長く平穏が保たれます(これは本当にそういう傾向がある)。

 だから、魔物退治に勇者のパーティが来てくれることを、皆、喜びます。

 魔物退治のパーティのリーダーというか責任者が、海千山千の魔導士ではなく勇者なのは、その特殊能力の故です。


 といっても、勇者は一世代にせいぜい数人の貴重な人材。

 彼らを派遣するのは国で、いつどこへ派遣させるのかは基本的に国が決めます。

 その辺に色々、不正や汚職の発生する隙が出てくるでしょうが、勇者たちは大抵、蚊帳の外。

 汗や涙や血を流すのは勇者たち、尊敬や称賛を浴びるのも彼らですが、現実的な旨味はあまりない名誉職でありましょう。

 もし勇者が現世的な旨味をあまりに求めると、女神から見放されて勇者の能力を失う、とも伝えられています。


 そもそも勇者は普通の人間です。

 不老長寿の魔導士とは違います。

 それでいて魔導士並みの仕事をこなす激務ですから、活動期間は限られますし……戦闘の結果、早逝することも多いのです。

 引退して後進の育成に関わる者もいなくはありませんが、引退後の勇者は田舎に小さな家を持ち、恩給で余生を送る(数年であることが多い)……という感じですね。

 もちろん彼らも家庭を持つ場合もありますが、若い頃から国中を飛び回っていますから、落ち着いて婚活?なんかできません。

 勇者が男性の場合はまだしも、女性勇者の場合は特に難しいでしょうね。

 どうしても、個人の幸せよりみんなの幸せを優先する人生になるでしょう。

 勇者はつらいよ!

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― 新着の感想 ―
[一言] まあ、そもそも冷静に考えたら、ファンタジー世界の勇者という職業はあまりメリットないですよね……w
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