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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

草いちご

作者: 昼咲月見草
掲載日:2021/04/23

悲しい詩なので、弱っているときにはお読みにならないでください。

また元気になってからお越しくださいね。

あれはもう昔のこと


わたしが白く花咲けば


子どもたちはそわそわと


紅い実りを待つのです



それはまるで昨日のよう


わたしがつやつや色づけば


子どもたちはうきうきと


笑顔でわたしを食べるのです



わたしはそれが嬉しくて


わたしはそれが邪魔くさく


わたしはそれが愛おしい



不思議な心地の春でした



ああでも今は草のかげ


子どもたちは目もくれず


わたしは一人朽ちていく



草いちご


草いちご


誰かに食べてもらおうと


紅く熟したはずなのに


今ではここにただひとり


甘さも量も何もかも


全てが足りぬとただひとり



食べてくりゃれと



露と泣く





挿絵(By みてみん)

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