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ケース1 ??になります。
森で一人目を覚ました。
どうやら、七人を一ヶ所にではなく一人一人別の場所に送られたようだ。
沙羅はあたりを見渡す。
太陽の光が入り、花畑があるここは、森の中でも開けた場所のようだ。
とりあえず、自分の持ち物を確認した。
(制服は着てる。鞄の中には体操服と筆箱、携帯、メモ帳、水筒、お弁当、タオル、制汗剤くらいか)
学校に行く前に拉致られたので水筒もお弁当も一切手をつけていない。
(今日一日の食料と飲み物は確保できてるみたいだなー。
あー、でもこれからどうしよう。現代人に森からスタートってきつすぎない?せめてもうちょっと人がいそうなところにして欲しかった。まぁ、あんな神に期待してもしょうがないか…)
「これも運ってやつなのかな。」
はぁ、とため息をついてもう一度持ち物の確認をした所見慣れぬ物があった。
「あれ、これ教科書ではないよね。何だろう。テキストブックって書いてある。」
(テキストブック=教科書じゃん。私の呟き合ってた!)
ふふふ。と得意気になりながら開くと突然光始めた。
『チュートリアルモード
チュートリアルを開始しますか?』
はい・いいえ
次話も明日の0時投稿予定。