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「ま、俺を楽しませてくれよ。
神様に選ばれるなんてすげぇ幸運だろ?」
それを聞いたとき、七人全員。
神様というのはなんて身勝手で傲慢なのだろうと思った。
神に選ばれた内の一人、笹塚沙羅はこう思った。
(例え運が良かったとしても、この瞬間私のラックマイナスだよ!)
神様の気まぐれで選ばれた七人は説明を受けた。
要望を箇条書きにするとこうだ。
異世界に行って欲しい。
そこで暇だから私達がどう過ごすか見たい。
その世界でも暮らせるように能力は与える。
「神様に選ばれるくらいだ。お前ら一億分の七人だぜ。まぁ、俺の管轄内だから日本に限定したが異世界に送るのなんざ初めてのことだ。つまり、お前らは一億分の七人どころか、70億分の七人、てことはあれだ。」
神様、計算中。
「10億分の1ってわけだ!!」
どやっ
一気に減ったね!?
「あー。まぁ、ようするにすげぇ幸運ってことだ。そんな幸運なやつらが異世界に行ってどんな行動をとるか俺は知りたい。ま、神様っていっても特に仕事があるわけでもないし暇なんだよ。つーわけで!お前らは自由に過ごせ!俺からなんかして欲しいってのは別にねぇ」
「とりあえず、行ってこい。少年少女達。
神様はいつでも見守ってますよ。(見て楽しんでるぜ)」
なんか、副音声が聞こえた!?
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