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0.1%の勝利  作者: Dr.Kei
弁護士立志編

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8/9

努力の報い

すると、中森は突然、母の教えを思い出した。

ー頑張りなさい! 正太なら、絶対にできるわ!!ー

ーああ、そうか。母さんは、いつもどんなときも、こうやって励ましてくれていたよな。

母さんのためにも、今、頑張らなければー

中森はそう思い、ペンを動かし始めた。

そしてしばらくして、試験が終わった。

「どうだった?」

上山は中森に尋ねた。

しかし、彼はこう答えた。

「…だめだった…」

中森は落ち込んだ様子で言った。

「…え?」

「頑張って全部解いたんだけど、全然できなくて…」

そう言うと、中森は泣き始めた。

上山は一瞬、悲しそうな顔をしたが、すぐに少し呆れたような様子で言った。

「…まあ、今回は仕方ないわよ。じゃあ、あなたとは別の大学ね」

「ごめん、ごめん、ごめん…」

中森が激しく泣きながらそう言うと、上山は優しく彼の頭を撫でて言った。

「大丈夫。あなたにはあなたの人生があるんだから、私に謝る必要はないわ。別の大学でも、弁護士になればいいじゃない」

上山はクールに、しかし優しく慰めた。

そして次の日、中森が別の大学の試験を受け終わり、がっかりしながら校門を出ると、上山が近づいてきた。

「おお、上山、こんなところでどうしたんだ?」

中森がそう聞くと、上山は言った。

「中森、合格してるよ!赤山大学!!」

「えーーー!!!」

上山の言葉に、中森はとてつもなく驚いたのだった。

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