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希望の光
「それは…どういうことなの?」
中森は驚き、上山に問いかけた。
「実はね、私、香港に留学していて、香港大学の法学部で勉強していたの。でも、やっぱり日本で学びたいと思って、戻ってきたの」
上山は静かにそう言った。
「そ、そうなんだ…。すげーな。僕とは大違いだ」
中森は自嘲気味にうつむいた。
すると上山は、まっすぐ彼を見つめて言った。
「中森は、警察官になるのが夢だったよね?でも今は、警察を憎んでいるんでしょう?」
「ああ…言葉にできないくらいにな」
中森は低く、しかし強く言った。
上山は一歩近づき、はっきりと言った。
「じゃあ、私と一緒に弁護士になりましょう!」
その言葉に、中森は思わず目を見開いたのだった。




