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プロローグ

 恐怖でまた逃げようと背を向けた。怪物は何の躊躇(ちゅうちょ)もなく錆びた剣をライラの背に突き刺し腹まで貫通させる。そのあまりの衝撃に愛する父から貰ったペンダントが己の血に濡れ、白から赤へと変色していく。宙を舞う父の愛に手を伸ばし、願わずにはいられなかった。



  お父様に……会いたい……



 その場に倒れ伏し、呼吸が浅くなっていくのを感じた。そして徐々に視界は狭まり意識が薄れていく。失意と悲しみの中、奴が不気味に笑う声が嫌にはっきり聞こえた。そしてまた繰り返すであろう地獄にライラは、何度目になるか分からない絶望をした。


 こうして逃れられぬ運命の歯車がゆっくりと廻りだす。


 これは呪いと祝福による激動の救国物語。

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