よろこびはひとかけら 涙はひとしずく
こういうタイトルも好き。
ひんまがり へし折れた
腕でもつかめたものだから
抱きしめて はなすなよ
教えてくれたひとがいる
ひび割れて 欠け落ちた
ひざでも歩けと声がして
立ち止まり ふりかえる
それでも また前を向く強さは望めないからと
頭のうえの空に星座がきらり 浮かぶのならば
地平線のむこうは真っ暗闇でもかまわないよ
よろこびはひとかけら 涙はひとしずく
たったそれだけで ぼくらは生きてゆける
愛しさはひとすくい 痛みはひとしきり
たったそれだけで
ささくれて ざらついた
笑顔で語れる夢ですら
ごまかさず うちあけろ
瞳あわせるやつがいる
むしられて 失った
翼をさがしてさまよえば
立ちくらみ そりかえる
二度とは もう舞いあがる強さを手にはできないが
はるか かなたの空にきれいな虹が架かるとすれば
裏側から見たなら灰色だろうが知ったことか
よろこびはひとかけら 涙はひとしずく
たったそれだけに ぼくらは生かされてる
せつなさもひつとまみ つのればひとつかみ
たったそれだけに