AFC U-23選手権2016決勝戦 後半 その4
2-2の同点となってその場でガックリと跪く韓国の選手達。
前後半合わせて50分近く戦ってやっと積み上げた2得点を、たったの1分で追いつかれてしまったのだ。
その心中、察するに余りある。心の底よりお悔やみ申し上げます。うひゃひゃひゃひゃ。
やばい、司の変な笑いが伝染ってまった。あーやだやだ。
それにしても、前半あれだけ素晴らしいサッカーをしていたのにもかかわらず、後半途中で追いつかれ、既に体力は尽きかけている韓国の選手達の悲壮感は半端ではない。
ゲームマネジメントって本当に大切だね。
それにも拘わらず、韓国のベンチ前ではいまだにアップをしている選手が見当たらない。
もしもしー、大丈夫ですか!?!?
さぁ、今のうちにしっかりと逆転しときますか。
前半とは全く逆の展開になってしまったAFC U-23選手権2016決勝戦。
既に韓国は前半に見せた魅力的なフットボールは跡形もなく、ゴール前に引きこもってカウンター一発を虎視眈々と狙っている。だが、それがどうした。
カウンターで1点取られたとしても、2点取り返せばいいだけじゃないか。倍返しだよ、倍返し。
翔太のドリブルが、司のスルーパスが、韓国陣内を縦横無尽に切り裂いていく。
すると、後半の30分、更に日本から交代のカードが切り出される。
原山さんに代わってFWの豊島さんの投入だ。
これはしっかりと3点目を取って来いというメッセージですね。手師森監督。
すると、やっとこの期に及んで交代のカードを切って来たキム・テヨン監督。
遅きに逸した感はぬぐい切れない。なぜなら既にゲームは日本が圧倒的に支配しているからだ。もうこの流れはそう簡単には渡さない。
韓国はFWのリュウ君と左MFのイ選手を交代する。
まあ、念のためマークは忘れんといておこう。
しかし、明らかにタイミングを逃した交代の為、いまいち連携が取れてないU-23韓国代表。
そして、そんな隙をうちの大魔王が見逃すはずもなかった。
司はゴリゴリと中に絞るとマークの受け渡しが上手くいかなかったためにフリーになった翔太にロビングのパス。
ビクトリーズで散々同じ釜の飯を食った翔太はそんな司のメッセージ付きのパスにいち早く反応すると、そのままインサイドでポーンと浮かせると、相手のCBと競り合っている朝野さんとGKの間に落とす。
今日キレッキレの朝野さんは華麗なターンでCBを置き去りにすると、GKのキム選手と1対1。
するとなんという事でしょう。バックステップを切ったキム選手はまさかの足を滑らせるという大失態を冒してしまう。
まさに弱り目に祟り目。
朝野さんはそんなキム選手の様子をしっかりと見切った上で、今度は左足で韓国ゴールの右隅に冷静に流し込むとガオォー!!
後半15分に投入されてから、たったの20分で2得点のガオォォォー。ジャガー朝野がもう止まりません。
AFC U-23選手権2016 決勝 日本対韓国のスコアは後半35分 朝野選手の今日2発目のゴールにより3-2と日本が逆転した。
ドッペルバックだガオー。




