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紙飛行機に乗れたなら。  作者: むら
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治療薬。

僕は、小林一翔 14歳 A型 これと言った特技も無く唯一 人が羨む事としたら幼なじみの山吹美麗に好かれて?いる事ぐらいだ。しかしその為男子全校生徒に恨まれている。

確かに美麗は頭も良く、スタイルも良く、顔は小さく、全てが日本人離れしている。だから僕とは吊り合わない、、、というか好きじゃない。

というか苦手だ。


僕は今日も、希夢ちゃんに会いに行く。彼女と話していると自分が生きている事の意味や生きて行く事の意味を教えてくれる気がする。

これが初恋という物なんだろうか?僕はきっと何も分かっていない。心惹かれつつある彼女とこれ以上会う事はしてはイケない。これ以上心奪われてから彼女との別れが訪れた時、悲しみの真ん中で埋もれて這い上がれなくなる。

良くある彼女が死んでしまう悲しい映画と同じ悲劇をノンフィクションで体験する事になる。

頭では分かっていても健気に笑う彼女の薬になりたいんだ。まだ本当に死ぬとは限らない!


「医者にでもなったつもりか!」


僕はビクリとして後ろを振り向くと珍しい組み合わせの二人がいた。

秀、美麗。


秀「一翔!お前は病気だ!紙飛行機シンドロームだ!短命少女は居ない!現実は呆けた爺さんだ!

そんなに毎日、病院へ足を運んで病院を徘徊して医者にでもなったつもりか?」


美麗「多分、秀の言ってる事は外れていると思う、、、ただ何の為に病院へ行くの?病気?教えてよ!」


一翔「、、、っと。秀の言う通りだよ。僕は体が悪いわけではないしただ妄想に駆られて、居る訳もない少女を探し、病人を見て回る事で医者になったつもりになっていた。」

「流石、ホ−ムズ君だ!」


秀が興奮して顔をウンウンと縦に振る。


美麗「、、、うそよ。秀の言ってる事めちゃくちゃだよ。」

秀が少しムッとする。


一翔「、、、わかったよ。病院へは行かないし美麗となるべく一緒に登下校するよ。ただ今日は母さんに用事頼まれているから先に行くよ。」

僕は足早にその場を逃げ出した。


美麗「、、、自己犠牲。何かを守る為に自分を犠牲にしたな、、、絶対に何かある。

秀!明日から一翔から目を離さないで!」


、、、時に女の感は名探偵をも凌駕する。



休憩室、空いているソファーの隅に腰掛け窓の外を眩しそうに目を細めて見つめている。

口元は笑っている様に見えて気のせいか昨日よりも健康そうに見える。僕の存在に気づくとニコリとして


希夢「本当に来てくれたんだ!約束通り今日、生きてるよ!」


一翔「そんな事で君が生きられるなら毎日来るよ。」


希夢「じゃあ、友達になってくれる?」


一翔「うん。友達になるし沢山話しするから君の元気になる為の薬になれたらいいな!」


希夢「うん!治療薬ね!」




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