驚き。
あれから1週間、僕は病室へは行かなかった。
相手は多分女の子、大病を抱えて辛い毎日を過ごしていると思うし、いきなり押しかけてやぁ元気?は、おかしいと思う。これ以上は踏み込んではイケナイ気がする。
教室の窓から外を見つめていると誰かが下で手を振っている。、、、美麗?
「一翔!一緒に帰ろうよ!」大きな声で叫ぶ美麗
え!あいつ!バカヤロー!僕は教室を飛び出し階段を転がる様に降りた。スリッパのまま美麗の所まで行くと手首を掴み校舎裏へ引っ張って行く。
「や〜ん。一翔強引!でもいいかも〜」
「う、うるさい!」
「ど-ゆうつもりだ美麗!俺は男子生徒全員を敵にしちまうだろう!」
少しすねた様子でうつむく美麗。
「だって一翔が、悪いんだよ。」
「はぁ?何で俺が悪いんだよ!こっちの気持ちも考えないで暴走している美麗が悪いだろ!」
「一翔は私の事嫌い?」
「嫌いだ!少なくともこんな事されて嬉しい訳がない!二度とあんな事しないでくれ!」
僕は、足早にその場を離れた。
美麗はうつむいたままニヤリとして
「、、、チッ。一翔のヤツ。拉致るぞ。」
僕はイライラしながら家路を急いだ。
、、、ソン君。、、トソン君。
ワトソン君! 誰かが、叫んでいる。秀だ。
「いゃぁ、スマナイ私の推理は若干修整が必要だったよ!紙飛行機は、はなまるマーケットではなく常磐総合病院から飛ばされていたよ!」
「へ、へぇ~っ凄いな。どんな推理で突き止めたの?」
秀は眼鏡を外すと
「張ったんだよ。1週間。あの場所で、、、」
もはや推理や謎解きではないな、、、
「そして紙飛行機の製作者にも会ってきた。」
僕はこの男が色んな意味で尊敬出来る男である事を思い知った。




